新潮ミステリー倶楽部<br> 骸の誘惑

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新潮ミステリー倶楽部
骸の誘惑

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  • サイズ B6判/ページ数 337p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106027536
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0393

内容説明

誘い込み、搾り取り、骨抜きにして、するりと姿を晦ます女。次なるターゲットを求め、闇の中で眼を光らせている女。ノルマをこなしながら美しく着飾って巷を浮遊する女。でもあなたは、決して幸せではないはず。もしかすると、本当はもう骸となって、男たちに甘い幻を見せているのかも…。現代という名のベールの下に隠れ棲む恐怖を描く、心理サスペンスの傑作!第二回新潮ミステリー倶楽部賞受賞。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ペトロトキシン

12
弟の死の真相、そして謎の女の正体は?読んでる人少ないけど、想像していたより面白い作品だった。自己啓発セミナーとか本当に騙されるの?と思うけど、参加してしまうと一種の洗脳状態になってしまうのだろうから、やはり参加しないのが正解なのだと思います。弟さんの死の真相を知ってしまうと、非常に気の毒で仕方ないです。ラスト若干後味悪いけど、田舎から何かを期待して自分が変われるんじゃないかと都会に出てきた人は、引っ掛かってしまうのかとしみじみとした気分になります。2012/09/07

0
登場人物の氷室と言う男が俺の嫌いなタイプだ。 欲しい物を手に入れるためには口八町手八町で強引にさらうようなところが嫌いだ。 主人公の女性、結城可那子が氷室に惚れるところもムカつく。 この二人の会話がいちいちムカつく、格好付けすぎ。 こういう奴らは俺の友人の範囲に入れたくない。 小説は読む人の心を揺さぶることが出来れば、傑作だと思う。 そう言う意味では傑作だと思う。気分悪い。2012/11/21

りりぃママ

0
☆☆☆☆☆2006/11/13

kaikoma

0
カバーの絵柄のせいでしょうか。何となく現代版の雨月物語を想像してしまいました。初読で他の作品も読んだことの無い作家ですが、プロットも良く練れていて面白かったです。ややホラーな雰囲気と人為的なセミナーが良くマッチしています。2011/08/16

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