出版社内容情報
イタリアで暮らした遠い日々を綴った滋味あふれるエッセーが、没後10年を過ぎた今も愛され続ける須賀敦子。写真と貴重な証言でその作品世界に迫る1冊!
内容説明
没後10年を過ぎたいまも愛され続ける須賀敦子のエッセー。彼女の目や心に刻まれたものを、撮りおろし写真と貴重な証言でたどり、その作品世界に迫ります。
目次
第1章 坂道でたどる須賀敦子
第2章 須賀さんとの会話
異なる言語のあいだに、等しく生きたひと
著者等紹介
須賀敦子[スガアツコ]
1929年生まれ。聖心女子大学卒業。24歳で初めてイタリアを訪れ、29歳からの13年をイタリアで過ごす。61年、ジュゼッペ・リッカと結婚、谷崎潤一郎をはじめとする日本文学の伊訳を多数出版。6年後に夫が急逝。71年帰国。72~84年慶應義塾大学外国語学校で講師を務める。73年上智大学国際部比較文化学科非常勤講師、同部大学院現代日本文学科兼任講師(後に比較文化学部教授)。56歳でイタリア体験をもとにした文筆活動を開始。91年『ミラノ霧の風景』(白水社)で女流文学賞、講談社エッセイ賞を受賞。98年心不全で他界
ジェレヴィーニ,アレッサンドロ[ジェレヴィーニ,アレッサンドロ][Gerevini,Alessandro G.]
1969年イタリア、クレモナ生まれ。作家、翻訳家、早稲田大学准教授。ヴェネツィア大学日本語・日本文学科卒業後、東京大学大学院で学術博士号を取得。よしもとばなな、松浦理英子ら日本の現代作家の伊訳を数多く手がける
松山巖[マツヤマイワオ]
1945年東京生まれ。作家、評論家。東京芸術大学建築科卒業。84年『乱歩と東京』(ちくま学芸文庫)で日本推理作家協会賞受賞。93年『うわさの遠近法』(ちくま学芸文庫)でサントリー学芸賞、95年『闇のなかの石』(文藝春秋)で伊藤整文学賞、96年『群集』(中公文庫)で読売文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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