とんぼの本<br> 須賀敦子が歩いた道

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とんぼの本
須賀敦子が歩いた道

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784106021930
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0395

出版社内容情報

イタリアで暮らした遠い日々を綴った滋味あふれるエッセーが、没後10年を過ぎた今も愛され続ける須賀敦子。写真と貴重な証言でその作品世界に迫る1冊!

内容説明

没後10年を過ぎたいまも愛され続ける須賀敦子のエッセー。彼女の目や心に刻まれたものを、撮りおろし写真と貴重な証言でたどり、その作品世界に迫ります。

目次

第1章 坂道でたどる須賀敦子
第2章 須賀さんとの会話
異なる言語のあいだに、等しく生きたひと

著者等紹介

須賀敦子[スガアツコ]
1929年生まれ。聖心女子大学卒業。24歳で初めてイタリアを訪れ、29歳からの13年をイタリアで過ごす。61年、ジュゼッペ・リッカと結婚、谷崎潤一郎をはじめとする日本文学の伊訳を多数出版。6年後に夫が急逝。71年帰国。72~84年慶應義塾大学外国語学校で講師を務める。73年上智大学国際部比較文化学科非常勤講師、同部大学院現代日本文学科兼任講師(後に比較文化学部教授)。56歳でイタリア体験をもとにした文筆活動を開始。91年『ミラノ霧の風景』(白水社)で女流文学賞、講談社エッセイ賞を受賞。98年心不全で他界

ジェレヴィーニ,アレッサンドロ[ジェレヴィーニ,アレッサンドロ][Gerevini,Alessandro G.]
1969年イタリア、クレモナ生まれ。作家、翻訳家、早稲田大学准教授。ヴェネツィア大学日本語・日本文学科卒業後、東京大学大学院で学術博士号を取得。よしもとばなな、松浦理英子ら日本の現代作家の伊訳を数多く手がける

松山巖[マツヤマイワオ]
1945年東京生まれ。作家、評論家。東京芸術大学建築科卒業。84年『乱歩と東京』(ちくま学芸文庫)で日本推理作家協会賞受賞。93年『うわさの遠近法』(ちくま学芸文庫)でサントリー学芸賞、95年『闇のなかの石』(文藝春秋)で伊藤整文学賞、96年『群集』(中公文庫)で読売文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

70
品が合って控えめだけれど皆に愛されていた須賀さんの人柄が書かれ、厳選された写真から須賀作品のフォローにもなっている本。近い将来行ってみたいイタリア!!2015/08/19

寛生

41
【図書館】須賀が美を追求していく姿は厳しい。坂道をこよなく愛したことに象徴されるその歩きは、時には暗闇の中にわずかにさしてくる光を頼りに、耐えることをも自らに課しながら、美に対峙していったのではないか。また、その美に対する彼女の姿勢は、同時に翻訳者として、「言語」に向かう姿勢にも見られるのではないだろうか。没後、寄贈した蔵書が3500冊以上にも上ったことにもそれは見られるだろう。信仰者でもあった彼女が「完璧な虚構のなかにいれば悲しみは癒されるのではないか」(70頁)とふと呟く。深い響きがあると思う。2014/04/20

紫羊

25
須賀敦子さんが歩いた道や愛した風景が美しい写真で紹介されています。当然ながらそれら全てに強く心を打たれました。でも、最も興味深く眺めたのは、毎年一式ずつ誂えていたという遺品の着物と帯です。贅を尽くした、それでいて控えめな品の良さが、いかにも須賀さんらしい。いろいろ楽しめる本でした。2015/11/22

長谷川透

18
須賀敦子翻訳の本は多数読んでいるのだが、エッセイは一冊しか読んだことがない。もう何冊か彼女のエッセイを読んでから手に取った方が好ましい本ではあるが、唯一読んだ一冊である『トリエステの坂道』で書かれていた景色が数多く収録されており、写真を眺めながら、偶然に感謝しながら満ち足りた気分になった。須賀敦子のエッセイを片手に直ぐにでもイタリアに飛び立って、自らの足で坂をゆっくりと昇りたくなる、そんな本だった。2012/11/18

あいくん

9
☆☆☆須賀敦子さんは1929年(昭和4年)に生まれ1998年(平成10年)に亡くなりました。29歳からの42歳までの13年をイタリアで過ごしたということから、日本にイタリアの魅力を紹介するエッセイを書き続けました。ミラノ、フィレンシェ、ヴェネツィアなどでの須賀さんの足跡をこの本は写真で紹介しています。1953年にパリ留学のために須賀さんは40日の船旅を経て、イタリアのジェノワに上陸します。1991年には「ミラノ霧の風景」で女流文学賞を受賞します。このあとイタリアを題材にしたエッセイ集を刊行します。 2018/01/10

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