出版社内容情報
どんな京都通だって、このひとにはかなわない。
幼い頃から母に連れられ京の空気に身をゆだねた。長じては西行や明恵に惹かれ、かくれ里に分け入って、京のさらなる奥へと踏み込んだ。白洲正子さんほど、この都を愛した人はいない。歩き巡った古寺、山河、出会った風景、ほとけさま。惚れ込んだ手仕事、通い詰めた味。“本物を選び抜く眼”に導かれて、日本人の魂にふれる京の旅へ。
内容説明
能に親しみ、古寺を巡り、かくれ里に分け入って、日本の美と日本人の魂に迫った白洲正子さん。白洲さんほど、日本文化の要、京都を愛したひとはいないだろう。幼い頃から母親に連れられて歩いた山河や里。出会った風景、ほとけさま。惚れ込んだ手仕事。通い詰めた味…。白洲さんが好んだ京都は、いわゆる観光情報誌で紹介される場とは、かなり異なるだろう。しかしわたしたちは、“本物への厳しい眼”が選び抜いた、“本物の京都”をここに見ることができる。
目次
センチメンタルジャーニー―白洲正子の京都
古寺巡礼
ただただ、無心に歩く
白洲正子が語った京都
白洲さんの「京の宿」
匠たちの手仕事
ゆっくりと買い物をする
「韋駄天お正」の美食案内
著者等紹介
白洲正子[シラスマサコ]
1910年東京生まれ。1998年没。幼い頃より能を学ぶ。14歳で米国留学。1928年帰国、女性として初めて能舞台に立つ。翌年白洲次郎(1902~85)と結婚。1943年、初の著書『お能』を刊行。以後、古典文学、工芸、骨董、自然などについて随筆を執筆。『能面』『かくれ里』(ともに読売文学賞を受賞)ほか著書多数
牧山桂子[マキヤマカツラコ]
1940年、白洲次郎・正子夫妻の長女として東京で生まれる。2001年10月、旧白洲邸「武相荘」を記念館としてオープンさせ、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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山葵
びー
takao
norio sasada
4610tosan