新潮美術文庫<br> ユトリロ

新潮美術文庫
ユトリロ

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  • サイズ B6判/ページ数 93p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106014468
  • NDC分類 723.35
  • Cコード C0371

出版社内容情報

画家の評価、作品の解説、生涯と時代を対照した年表に最前線の研究成果を生かし、全32図で画家の全貌をつかむ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

88
子どもの頃から病院に強制入院させられたりと不遇な成長期を送ったようで、大人になってからもアルコール依存から矯正施設への入退院を繰り返していたという。時々雰囲気のガラッと変わった絵があるのだけど、それを描かれた時の状況や背景にすごく興味が湧く。また白を基調に描いていた「白の時代」から「色彩の時代」へと遍歴を遂げ、色数が増えるだけでなく人物も風景の中に描かれるようになっている。モディリアーニとの親交も深かったようで、去年観たモディリアーニを主人公にした映画にもユトリロが登場していたなと脳裏をよぎった。 2014/03/02

かやは

6
梨木 香歩さん作の絵本「ペンキや」に「ユトリロの白」という言葉が出てきたきっかけで読んでみた本。絵と解説。思ってた白よりくすんだ暖色よりだった。正直絵の教養が無いので良い絵なのかどうかはよくわからない。本人が酒に溺れていた人生だったのに、絵は物静かでその傾向がまったく見られないのが興味深い。建物の絵というとヒトラーを思い出してしまうのだが、彼は評価されず、ユトリロは評価されていたんだなあ。2023/02/14

sk

3
白は拒絶でもあり救済でもあった。2011/10/20

naoto

2
人は風景の一部にしかならない街並み風景画。ユトリロの絵の世界は、やっぱりいいなぁ。でも、かなり色を使ってる時期もあるんだな。1年に600枚ってすごいな。2012/10/09

takakomama

1
どんよりと曇った空の下、人通りの少ない通りや、教会などを描いた風景画はメランコリック。白い色に、淋しさや悲しみを感じます。2021/03/29

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