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出版社内容情報
画家の評価、作品の解説、生涯と時代を対照した年表に最前線の研究成果を生かし、全32図で画家の全貌をつかむ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
231
初版昭和49年。峯村敏明氏による解説が格調高く、本質を突いています。その文学的表現が、僕の心の襞に浸透していくようです。「印象·日の出、この絵の痙攣的な美しさが告げているような一瞬一瞬の印象の捕捉にこそ絵画の真実があると信じたモネは、次の世紀を支配する時代精神の体現者であった」「モネはつねに水面の反映や光の照り返しを凝視し、雰囲気が事物の襞に浸透する現象をとらえようとした」2022/05/16
匠
100
印象派の中でたぶん、最も名前を広く知られた画家の1人であることは間違いないだろう。人物画や室内画より圧倒的に風景画が記憶に残る。中学の美術の時間、モネの絵の中から好きな作品を1つ選んで模写するという授業があった。僕は「テームズ川と国会議事堂」という絵を選んだのだけど、今だったら迷わず「睡蓮」にするだろうなと思う。潤いと奥行き、やわらかな陽射しを感じることのできる優しい距離感がとても好きだ。 2014/03/02
ネコタ
14
モネの代表的な絵と峯村敏明氏の解説。モネの「睡蓮」は代表的な作品で好きだけど、他に好きなのは「サン・ラザール駅」「日傘をさす女」「積みわら」とかかなー。またモネ見にフランスに行きたいなー。その前に日本にもたくさんモネあるから見に行かなきゃだな。2017/01/11
ふみすむ
8
画材の進歩は一部の画家たちをアトリエから外光の世界へ連れ出したが、室内とは違って日差しは刻々と傾き、天候は変化した。絵画は写真ではない。屋外での風景画の制作は常に風景の移ろいとの闘いであった。時間をかけて風景を描こうとすれば光に追いつけず、置いていかれてしまう。そこで印象派の画家はしばしば風景の細部を省略し、筆を速める技術を習得していった。写実主義の精緻なタッチとは異なり、例えばモネの『印象・日の出』といった印象派の絵画がときに荒々しい筆致で描かれたのは、風景の「一瞬」を捉えるべくして至った必然である。2013/11/30
gagayuta1990
4
印象、日の出。印象派という時代の中でモネが描いた一瞬一瞬の印象を体現しているこの絵を見てみたいと思う。2014/01/04
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