新潮選書
頭がよくなる思想入門

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  • サイズ B6判/ページ数 225p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784106005893
  • NDC分類 141.2
  • Cコード C0310

内容説明

“よく考える”のは頭の毒、“生きがい探し”は頭をわるくする、堂々めぐりで悩んでばかりの貴方へ―実用的ヒント満載。思想のエキスを人生の知恵にした47の爽快コラム。

目次

第1章 条件を整える(「頭のよさ」とはすぐれた直観力である;注意深さだけでかんたんにえられる「頭のよさ」 ほか)
第2章 構造を考える(「能動的思考」と「受身的思考」をどう使い分けるか?;「頭のよいひと」が悪知恵をはたらかせない理由 ほか)
第3章 発展を目指す(知性は孤独な魂か―それとも賑やかな才気か?;なぜひとは、テレビを見ると愚かになるのか ほか)
第4章 変化を求める(「ランナー思考」と「ラグビー思考」ではどっちが上?;“口達者人間”に聡明な知恵が宿らない理由 ほか)
第5章 充実を図ろう(“過剰性の神話”から逃れると回りだす「よい頭」;「当たり前」のことを考えるのがよい頭 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

岩井 靖

4
オリンピックに出場した体操の森末選手は競技前日に39度の熱を出し、競技直前まで「競技場から逃げ出す」ことばかり考えていた。ところが名前を呼ばれて鉄棒に飛びついた瞬間、すべてが思うままになる別世界があらわれたという。誰しも「迷いをふっきる」第一歩が大事なのかもしれない。2012/06/20

桂 渓位

3
 どうすべかより、どうしたいかを優先させると、頭が前向きになってよい考えがうかぶ。しかも進歩する。意志を働かせることーそれが生命の跳躍力である。 言葉には限界がある。 言葉より大切なのは、無意識の力。2018/02/17

GX

2
図書館の「入門」コーナーで貸出。このコーナーがなければ、出会うことがなかったと思うが、とても勉強になった。一生モノの収穫。こういう本に出合えるのも図書館の良いところですね。図書館で働いているひとたちに大感謝です!”最近、心のなかに真剣という境地があるのではないか、と思うようになった。ひとは、ほんらい真剣は動物だったのだ。だが、その真剣という心性を失って余計なものをとりいれた。真剣に入れ替わって心のなかに虚栄や嫉妬、恐怖や慢心などをまねきいれたのだ”2015/08/18

さんた

2
非常に良い2013/12/20

なかち

2
学者は難解さで哲学を活用する道を塞いでいる。考えることよりも直観が大事。頭が良い人はあまり考えない。初めてのデートで失敗するのもゴルフで大叩きするのも注意力が足りないせい。意識は逃げることばかり考える、意志は疲れない。脳に勝手に考えさせると迷わない。言語的思考は「自己利益の原則」を裏切る。人類はフリーセックスをやめて倦怠に取り憑かれた。ユングは知力を「思考」「感情」「直観」「感覚」の四つに分けた。現実に即した哲学、プラグマティズム。プラグマティズムはポジティブシンキングへ。2012/07/03

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