内容説明
日本の森に新しい人生をかける人びとがいた!人物ルポの旗手が描く、感動の森林紀行。北海道、青森、奥多摩、奥只見、愛媛、紀伊半島、鳥取、沖縄。
目次
第1章 ヒノキアスナロを探る
第2章 森と川と海はひとつ
第3章 東京の木で家を建てる
第4章 イヌワシが守る森
第5章 サラリーマン林業
第6章 炭の王国へ
第7章 森林を学ぶ
第8章 森林を知る
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
May
2
自然とともに生きると言うと、かつては何かしら鼻白むものがあった。でも、歳を取ったのか、裏山の自然が気になるようになった。我が裏山にも、山菜、きのこと、自然の恵みはいっぱいで、そうしたものを頂いて生きる、ということに、なんと言うか、憧れ、とてもぼんやりとした憧れ、期待を持つようになった。本書は、日本各地でがんばっている人たちのルポルタージュ。整えられた自然しか知らない人には是非読んでほしい。出版から既に20年。現状は当時に比べてよくなっているとはとても言えないと思うが、少しでも気にかけること、大事だと思う。2017/11/01