新潮選書<br> 科学者とは何か

個数:
電子版価格
¥1,650
  • 電書あり

新潮選書
科学者とは何か

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年03月29日 11時02分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106004674
  • NDC分類 400
  • Cコード C0340

内容説明

危険な一面を持つ閉ざされた研究集団の歴史と現実。19世紀に、キリスト教の自然観の枠組からはなれて誕生した科学者という職能。その行動規範を初めて明らかにする書下ろし。科学者は研究に伴う責任をどう考えるのか。―自然と人間の相互作用を読みこむ新たな科学観が問われる。転換期の科学者像を探る。

目次

1 唐木順三が言い遺したこと
2 職能集団の行動規範―「ヒポクラテスの誓い」
3 科学者の共同体の形成
4 その行動様式
5 その倫理問題
6 新しい科学者像への胎動
7 誰に、どう責任をとるのか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

umeko

12
これから先も議論され続けなければならない課題。科学の進歩をニュースで触れながら、何かモヤモヤを感じることがあっただけに、考えさせらる内容だった。2023/12/04

まるよし

7
この本が25年前に出版されていたことに驚く。不勉強ながら2023年に読了。やっと村上氏の主張が社会的にも浸透してきたと思う。理念の浸透には時間がかかるもの。真理の追求には人文科学的側面も必要。医学部で一般教養の削減が甚だしいが、これは著者の主張と逆行する。やはり他国のように4大卒後に医学部に行くシステムの方が優れているように思える。2023/09/09

富士さん

6
科学教の現実を暴き出すロックな本、再読。ちょっと古いですが、変わってないどころか本書の指摘がより正しくなっている感があります。何だか分からないけど偉そうな専門用語とすごそうな賞で進行するオカルト化。空気を読み合い、読ませ合ってポストを予算を分配するムラ政治の実情。何よりロックなのは、経験に合った理論が生まれるというタテマエを鼻で笑って、理論に合った経験が生まれると言ってのけてしまうことです。村上先生の業績と科学史の常識を踏まえればこのような議論は当然ですが、ここまではっきり言ってしまうのが素敵な本です。2020/04/21

やまけん

2
5章ぐらいまではよくある議論、6章からが本番という印象を受けた。しかしこの本はそんなに新しくはないので、人によっては全部がよくある議論のように思われるかもしれない。どちらにせよ「科学者の責任」についてコンパクトにまとまった本だと思う。2020/09/11

QQ

1
1994年に初版された本ということで、議論は聞き慣れたものが多いものの、なお科学者に対する著者の批判は有効である。科学者はたこつぼのなかで同僚の評価(ピアレビュー)だけを気にしつつ、ノーベル賞を目指して競争を行っていれば良いだけではなくなった。科学の環境への影響力の莫大な増加や科研費の膨張を背景にして、いまや世間にたいして責任を負う(アカウンタビリティ)必要が出てきている。こうした議論は、2023年現在、いまだに根深い「科学=純粋な知の探求」論を標的とする。科学者のあるべき姿を思考したい人のための一冊。2023/12/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/23669
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。