内容説明
『森の生活』のソロー、『ユートピアだより』のモリスをはじめ、トルストイ、マルクス、フランクリン、ルソー、モンテーニュ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、福沢諭吉など、九人の「偉人」の生涯と作品に、新しい光をあてる。
目次
ソロー―わがままに生きる
ウィリアム・モリス―ユートピアの使者
トルストイ―苦悩するがゆえに我あり
マルクス―ラディカルに考える
フランクリン―この生涯をもう一度
ルソー―自分に帰れ
モンテーニュ―私は何を知っているか
レオナルド・ダ・ヴィンチ―飽くなき好奇心
福沢諭吉―文明は人を高尚にする
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
放蕩長男
8
偉人伝のいわゆる常連組を並べた木原氏の前著、「大人のための偉人伝」と比べると、ソロー、ウィリアム・モリス、トルストイ、モンテーニュといった、日本の子供向け偉人伝には登場しにくい人物たちが登場する続編です。最後の方には、レオナルド・ダ・ヴィンチや福澤諭吉が登場するので、全く馴染みが無くなるわけではないのですが。著者の好みや趣味が反映されているようです。半分くらいは、国語辞典に載っている程度の情報しか知らない人物達だったので、なかなか新鮮な気持ちで読めました。2016/05/29
けいこ
0
様々な環境があり、人格があり、思考があり、行動がある。その結果が人の生涯・人生となる。少し前だったり、100年以上も前の人々が身近に感じられました。みな、悩みながら、考えながら人生を生きていくのですね。大きな行動を書かれているもので、偉人伝とはそういうものでしょうが、その方々がどんな身なりをしていたのか、何を食べていたのかもっと見てみたいと思いました。 しかし、読んでいくうちに自分のキャパシティも増えていくような気がしました。こんな考え方、生き方があるのだと、とても勉強になりました。2017/06/18
あたおろち
0
レオナルド・ダヴィンチ~やってみれば、なんでもできる。福沢諭吉~浮世のことを軽く見る2017/04/16
はぴふる
0
970303
ピエール
0
大人のための偉人伝が面白かったので、続も読んでみました。続で取り上げられている偉人で面白かった(あまり知らずに意外だった)のはフランクリンさんぐらいでしょうか。やっぱり、1に比べると続では、ネタ不足になってしまうようです。2012/08/20