感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
るうるう
2
人生が変わる1冊だった。メモ:第二次世界大戦前の世界は、アジア、アフリカの全域を通して完全な独立国は、日本、中国、タイ、トルコ、エチオピアなど、わずかなものだった→つまり、一部の西欧諸国が支配していたということ。2019/03/08
あぎる
1
日本はもう超大国なのだから、自国を基準にすべき。それなのに、西洋に大差をつけられていた明治の頃から精神が変わっていない。西洋を真似て、追従する時代はとっくに終わっている。英語を学ぶ理由は、もはや西洋に追いつくためではない。世界に日本を発信するためだ。……というのが著者の主張。1985年に出版された本だが、このメッセージは今も十分に有効だろう。2020/04/19
ほーりー
1
昭和60年の本だが、第二次大戦前の軍事力による安全保障→大戦後の経済戦争による国際関係の均衡→グローバル経済がその役目を終えて行く先の未来では知識(情報)の流通による動的平衡がリスクをコントロールする社会構造になる、という歴史的な変化を見据えている。その大きな流れを捉えた上で、主体的にその変化に対応する選択肢として、「武器としてのことば」を使う「ことばの戦略」を発想していることが面白い。2012/09/26