新潮モダン・クラシックス<br> このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる ハプワース16、1924年

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新潮モダン・クラシックス
このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる ハプワース16、1924年

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105910068
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

出版社内容情報

長兄シーモアが7歳のときに書き残していた手紙には――。グラース家最後の物語、ホールデンの登場作などを含む9編の新訳。現代アメリカ文学の巨匠が遺した幻の作品群。目が眩むほどの生への焦燥と渇望――もうひとつの九つの物語。ああ、人生って、目を見開いてさえいれば、心躍る楽しいことに出会えるんだね――。「バナナフィッシュにうってつけの日」で自殺したグラース家の長兄シーモアが、七歳のときに家族あてに書いていた手紙「ハプワース」。『ライ麦畑でつかまえて』以前にホールデンを描いていた短編。長い沈黙の前に、サリンジャーが生への祈りを込めた九編。

J・D・サリンジャー[J D サリンジャー]
著・文・その他

金原 瑞人[カネハラ ミズヒト]
翻訳

内容説明

『ライ麦』のホールデン少年登場の連作、そして“グラース家”をめぐる謎めいた「最後の作品」。もうひとつの“9つの物語”。入手困難な短篇を集成した、繊細な魅力溢れる作品集。

著者等紹介

サリンジャー,J.D.[サリンジャー,J.D.] [Salinger,Jerome David]
1919年1月1日ニューヨーク市生れ。’40年に短篇「若者たち」でデビュー。’42年陸軍に入隊し、’44年ノルマンディー上陸作戦に参加した。戦争を挟んで多くの短篇小説を執筆する。’51年に長篇小説『キャッチャー・イン・ザ・ラン』を刊行、現在までに全世界で6500万部を超える大ベストセラーとなった。’53年の『ナイン・ストーリーズ』刊行の後、ニューハンプシャー州コーニッシュに隠遁。’65年6月、「ハプワース16、1924年」を発表以後、沈黙を続けた。2010年1月27日没

金原瑞人[カネハラミズヒト]
1954(昭和29)年岡山県生れ。翻訳家、英文学者。法政大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

130
短編8つ『マディソン...』と『ぼくはちょっと...』ホールデン君、色々とキツかったんだね。『最後の休暇の最後の日』ホールデンの兄とその友人ベイブと妹。妹とは、兄弟とは、なんて愛おしいんだ。この中で一番好き『フランスにて』ベイブの戦争 『このサンドイッチ...』ホールデンの兄の戦争 『他人』ベイブが友人の戦士報告をする 『若者たち』年頃の女の子とパーティ 『ロイス...デビュー』とにかく切ない。増える贅沢品と切り裂かれる心 中編『ハプワース』サリンジャーはこれにて断筆した。その45年後に亡くなるまで。2018/10/07

ゆのん

91
高校生の頃に『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を読み、殆ど理解出来なかった以来のサリンジャー。かなりの大人になったし、どれどれと安易に手にしたが面白かった。ただ、『フラニーとズーイ』や『ナイン・ストーリーズ』を恥ずかしながら未読な為、それらを読了後にもう一度読みたいと思った。苦手だったサリンジャーも克服出来そうで結果良かった。『ハプワース』は7歳の子供の手紙とは思えない内容。自殺するのも何となく頷けるような…。502019/02/11

みねね

59
サリンジャーは全て書き切ってしまった。それが率直な読了直後の感想だった。ハプワース16を読んで、もう作品を発表しなくなったのも頷ける気がした。そして酷評なのも頷ける。金原訳をもってしても難解だし、そもそもシーモアじゃなくてサリンジャーの語りが多い。これまでの神秘性は兄弟が言っていたからで、それを直接シーモアの言葉にしてしまうと、大事な何かが損なわれてしまう。しかし、同時に遺作に相応しい傑作とも感じる。グラース・サーガの来るべき終着点だ。「サリンジャーの最期」に、僕はどう向き合えばいいんだろうか。2023/08/12

ポルコ

49
ライ麦、あるいはキャッチャー以前に書かれた初期短編は、すべて初々しくて、とても切なく愛すべき作品。サリンジャーの最後の小説、ハプワースは、シーモアが自ら語ったシーモアの謎がやっと解けた気がするファンタジー小説。7才で、あれだけの(未来予知まで出来ちゃう)天才少年ならば、31才で自殺しちゃうのも無理はない。残りの未訳のサリンジャー短編もいつの日か読みたいもんです。 2018/11/21

けいぴ

45
サリンジャーの名前と本のタイトルで借りてみたものの 思っていたのとは違った。戦争が人々の命を奪ったり残された家族が悲しみに暮れたり。読んでいて辛くなった。「ハプワース」の方は読まなかった。2019/04/29

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