出版社内容情報
長兄シーモアが7歳のときに書き残していた手紙には――。グラース家最後の物語、ホールデンの登場作などを含む9編の新訳。現代アメリカ文学の巨匠が遺した幻の作品群。目が眩むほどの生への焦燥と渇望――もうひとつの九つの物語。ああ、人生って、目を見開いてさえいれば、心躍る楽しいことに出会えるんだね――。「バナナフィッシュにうってつけの日」で自殺したグラース家の長兄シーモアが、七歳のときに家族あてに書いていた手紙「ハプワース」。『ライ麦畑でつかまえて』以前にホールデンを描いていた短編。長い沈黙の前に、サリンジャーが生への祈りを込めた九編。
J・D・サリンジャー[J D サリンジャー]
著・文・その他
金原 瑞人[カネハラ ミズヒト]
翻訳
内容説明
『ライ麦』のホールデン少年登場の連作、そして“グラース家”をめぐる謎めいた「最後の作品」。もうひとつの“9つの物語”。入手困難な短篇を集成した、繊細な魅力溢れる作品集。
著者等紹介
サリンジャー,J.D.[サリンジャー,J.D.] [Salinger,Jerome David]
1919年1月1日ニューヨーク市生れ。’40年に短篇「若者たち」でデビュー。’42年陸軍に入隊し、’44年ノルマンディー上陸作戦に参加した。戦争を挟んで多くの短篇小説を執筆する。’51年に長篇小説『キャッチャー・イン・ザ・ラン』を刊行、現在までに全世界で6500万部を超える大ベストセラーとなった。’53年の『ナイン・ストーリーズ』刊行の後、ニューハンプシャー州コーニッシュに隠遁。’65年6月、「ハプワース16、1924年」を発表以後、沈黙を続けた。2010年1月27日没
金原瑞人[カネハラミズヒト]
1954(昭和29)年岡山県生れ。翻訳家、英文学者。法政大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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