出版社内容情報
その帽子を手にすると、人生が美しく輝きはじめる。フランスがもっとも希望に満ちていた1980年代の、洒脱な大人のおとぎ話。その帽子を手にした日から、冴えない人生は美しく輝きはじめる。舞台は1980年代。時の大統領ミッテランがブラッスリーに置き忘れた帽子は、持ち主が変わるたびに彼らの人生に幸運をもたらしてゆく。うだつの上がらない会計士、不倫を断ち切れない女、スランプ中の天才調香師、退屈なブルジョワ男。まだ携帯もインターネットもなく、フランスが最も輝いていた時代の、洒脱な大人のおとぎ話。
アントワーヌ・ローラン[アントワーヌ ローラン]
著・文・その他
吉田 洋之[ヨシダ ヒロユキ]
翻訳
内容説明
パリのブラッスリーに置き忘れられた大統領の黒いフェルト帽。それは持ち主の運命を好転させる不思議な力を持っていた。洒脱な大人のおとぎ話。ランデルノー賞受賞ルレ・デ・ヴォワイヤジュール賞。
著者等紹介
ローラン,アントワーヌ[ローラン,アントワーヌ] [Laurain,Antoine]
1970年代初頭、パリ生まれ。大学で映画を専攻後、シナリオを書きながら短編映画を撮り、パリの骨董品屋で働く。自分そっくりの18世紀の人物画を手に入れたコレクターをめぐる小説『行けるなら別の場所で』で作家デビューし、ドゥルオー賞を受賞。『ミッテランの帽子』は、ランデルノー賞、ルレ・デ・ヴォワイヤジュール賞を受賞し、十数か国語に翻訳されている
吉田洋之[ヨシダヒロユキ]
1973年東京生まれ。パリ第3大学学士・修士課程修了、同大学博士課程中退。フランス近現代文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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遥かなる想い
ケイ
星落秋風五丈原
のっち♬
(C17H26O4)