Thomas Pynchon Complete Collec<br> 重力の虹〈上〉

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Thomas Pynchon Complete Collec
重力の虹〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 752p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105372125
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

20世紀文学最大の傑作と評されながら、超絶に難解とも言われた伝説の巨篇が最高の訳者を得て新訳!膝を打つ解説に註、索引+地図!

世界文学史上に空前の伝説を刻んだ33万語、100万字超の巨篇――新訳成る! 耳をつんざく叫びとともに、V2ロケット爆弾が空を切り裂き飛んでくる。ロンドン、一九四四年。情報局から調査の命を受けたスロースロップ中尉は――。 ピューリッツァー賞が「卑猥」「通読不能」と審査を拒否した超危険作にして、今なお現代文学の最先端に屹立する金字塔がついに新訳。詳細な註と膝を打つ解説、索引を付す。

内容説明

「一筋の叫びが空を裂いて飛んでくる。」V2ロケットが超音速で落ちてくる。突然の死をもたらすナチの新型兵器の恐怖が覆うロンドン、1944年。その調査に当たる主人公スロースロップが作成するのは謎のナンパ地図。やつは予知が出来るのか、それともロケットが呼ばれるのか。因果の逆転、探求の旅の始まり。キーワードは…“勃起”!ロケットはペニスか。バナナはロケットか。歴史小説?科学小説?ミステリ?ポルノ?ギャグ?SF?ファンタジー?カテゴリーなど飛び越えて、物理数学工学などほんの序の口、神話に宗教、経済学に心理学、革命に暴力に陰謀史観、セックス・ドラッグ・ロックンロールのカウンター・カルチャーに女装や男色、ボンデージ、フェティッシュ鞭にロリータ超能力やら降霊術、自動書記に怪盗スパイに海賊アナキスト…天才作家の百科全書的な知の坩堝から立ち昇る、「虹」の彼方には何が見えるのか―?

著者等紹介

ピンチョン,トマス[ピンチョン,トマス] [Pynchon,Thomas]
現代世界文学の最高峰に君臨し続ける謎の天才作家。素顔も経歴も非公表だが、研究者により以下が判明している。1937年5月8日、ニューヨーク州ロングアイランド生まれ。ピンチョン家はアメリカ最古の家柄のひとつで、父は測量技師。名門コーネル大学に16歳で入学、応用物理学を専攻するも英文科に転じ、2年間の海軍生活ののち最優等で卒業。2年ほどのボーイング社勤務後は作品以外の消息を完全に絶つ。1963年、『V.』でデビュー、フォークナー賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

351
ピンチョンは初読。したがって、先入観もまたイメージもないのだが、難解な小説というのが上巻での第一印象である。使われている言葉も、文体もむしろ平俗・平易といっていいし(翻訳なので断言はできないが)、扱われている小説世界が迷宮めいたものというわけでもない。プロットも一応はある。もっとも、スロースロップの女性遍歴が一応のそれであったとしてだが。ただし、夾雑物(?)が多く、イメージは単線的な像を結ばない。また、V2ロケットが男性器のメタファーであるかのようにも見えるが、だとすればそれはあまりにも陳腐だろう。2023/08/09

ケイ

142
イギリス、アメリカ、ドイツ、アフリカ、そしてアルゼンチン。時代は第二次大戦末期からその直後の連合軍がドイツを占拠していた時代まで。登場人物の多さ、場面の飛び方…、天才ピンチョンの脳内で繰り広げられる思考は常にこうであるのかと思わされた。歴史、文学、物理化学、地理や民俗学なと多岐に渡るを膨大な知識を、スポンジが水を吸うように吸収し、彼独自の消化をさせ、道徳心と宗教観で判断し、それにセンチメンタリズムで味付けをしたかのように思える。前巻終盤でようやく重要人物が集合し始めた。時代はきな臭くなってきている。2016/07/21

扉のこちら側

95
2016年693冊め。【194-1/G1000】そもそもピンチョンというだけで身構えてしまうのだが、「卑猥過ぎ」「通読不可能」とピューリッツァー賞が審査を拒否しただのなんなのという前情報を裏切らない中身だった。第二次世界大戦中、主人公の スロースロップ米軍中尉がセックスした地点には必ず後でV2ロケットが落下するということで、その謎を探る面々と自分の謎を追う本人が旅をするという話のようだが、まあ飛ぶわ飛ぶわ。このまま下巻へ。2016/09/05

NAO

66
ロンドンが爆撃を受けた地点と、アメリカ人記者が女性をナンパしてものにした場所に付けた星印が、完全に一致。この奇妙な一致と、さらには、ロケット爆弾開発に関わるドイツ人科学者の話など、幾つもの話が絡み合った、不思議なピンチョンワールド。彼が作り出す世界についていくのは、なかなか大変だ。2018/04/12

harass

58
第二次大戦末期、米陸軍情報部スロースロップ中尉は英国でナチのV2ロケットの調査をしていた。彼が性行為を行った場所に数日後にロケットが落ちてくるのだ。大戦は終わり、中尉は欧州の占領区を横断する。新型V2ロケットと自身の謎を探り、また彼を追う謎のオカルト組織…… 難解と言われる作品であるが、新訳と旧訳の解説あとがきを熟読して挑むとなんとか読めた。過剰過ぎる情報量と下ネタとギャグ、イメージ豊かな独特な文体とジャーゴンの連発に戸惑ったが次第に慣れていった…… 麻痺したのかもしれないが。とにかく怪物的な作品。2016/05/29

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