内容説明
地中海から大西洋まで、南西フランスを徒歩で横断した元投資銀行マン夫妻の大旅行記。
目次
ビジネスはボートレース
出発点とフィニッシュ地点
靴と地図、そしてガイドブック
ファーストボストンを辞めるまで
必要最小限の装備
蚊の大群のお出迎え
一時間半歩いて七分の休憩
国土地理院のインチキ地図
昼食にありつくまでの苦労
二十年ぶりのカルカソンヌ
守り通した鉄則
休息日の夫婦ゲンカ
はじめて泊ったお城の宿〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロピケ
3
図書館でこの本を借りようかどうかとパラパラめくっているうちに、「作家ジョージ・オーウェルの初期の傑作に『ウィガン波止場への道』という作品がある。」という一文を目にして家に借りて帰った。読み始めたら面白くて止まらなくなりました。ちょうど『虚栄の市』を読んだばかりで、その解説で『ペンデニス』についても気になっていたところだったので、著者が大歩行のお供に『ペンデニス』を持って行って道々読んでいるのはグットタイミングだった。2009/09/29
Yasutaka Nishimoto
2
地中海側から大西洋側まで、ピレネー山脈近くを徒歩でフランスを縦断する夫婦。紀行文といえば響きはいいが、日記と言ってしまえばそこまで。半分弱の164ページでダウン。2022/06/05
ちえぞー
0
証券会社を突如退職し、フランスの田舎道を地中海から大西洋へ徒歩で旅行した道中記。面白いのだが、三分の一くらいが証券業界の思い出話かな? ちょっと余分な感じ。2011/06/27