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二重螺旋 完全版

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  • サイズ B6判/ページ数 479p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105068912
  • NDC分類 464.27
  • Cコード C0098

出版社内容情報

生命の本質、DNAの立体構造はどのように発見されたのか。科学の常識を覆した男たちの野心に迫る、世界を震撼させたドキュメント!

生命とは何か。究極の問いに肉薄した男が赤裸々に語る、世界を震撼させたドキュメント! 生命の本質、DNAの立体構造はどのように発見されたのか――旧版にはなかった貴重な資料写真、関係者の間で交わされた書簡、研究結果を記したノートの図版、そして「幻の章」など多数収録。ライバルたちの猛追をかわし、生物学の常識を大幅に書き換えた科学者たちの野心に迫る、ノーベル賞受賞までのリアル・ストーリー。

内容説明

生命の本質、それは美しい。究極の問いに肉薄し、常識を覆す答えをもぎ取った男が赤裸々に綴る、ノーベル賞受賞までのリアル・ストーリー。DNAの立体構造はどのように発見されたのか?旧版にはなかった貴重な資料写真、関係者の間で交わされた書簡、研究結果を記したノートの図版、そして「幻の章」など多数収録。ライバルたちの猛追をかわし、生物学の常識を大幅に書き換えた科学者たちの野心に迫る。

著者等紹介

ワトソン,ジェームズ・D.[ワトソン,ジェームズD.] [Watson,James D.]
1928年生まれ。1962年、フランシス・クリック、モーリス・ウィルキンスとともに、「核酸の分子構造および生体における情報伝達に対するその意義の発見」に対して、ノーベル生理学・医学賞を受賞した。ニューヨークのコールドスプリングハーバー研究所名誉所長

ガン,アレクサンダー[ガン,アレクサンダー] [Gann,Alexander]
コールドスプリングハーバー研究所のワトソン生物科学スクール学長であり、同研究所出版局のシニアエディターも務めている

ウィトコウスキー,ジャン[ウィトコウスキー,ジャン] [Witkowski,Jan]
コールドスプリングハーバー研究所バンベリーセンターでエグゼクティブディレクターの役職にあり、ワトソン生物科学スクールでは教授も務めている

青木薫[アオキカオル]
1956年、山形県生まれ。翻訳家、理学博士。京都大学理学部卒業、同大学院修了。数学の普及への貢献により2007年度日本数学会出版賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

91
非常に面白かった。今やすっかり馴染となったDNA。その構造が二重螺旋であることを発見したワトソン。本人が記す生命の謎に迫る物語。何かと芳しからぬ評判もある人物であるが、その正直な(ゴシップに満ちた)研究の展開は人間臭くもある。1953年になされた発見の主役は4人。ケンブリッジ大学キャベンディッシュ研究所のワトソンとクリック、キングス・カレッジのウィルキンスとロザリンド・フランクリン。フランクリンが得たDNAの鮮明なX線回折画像がことの始まりであるが、ウィルキンスとフランクリンの確執が物語を複雑にしていく。2020/03/05

小木ハム

19
科学のことはわからない。だけど研究生活の空気や人間関係はよく伝わってきました。ロザリンドの事はあまりよく書かれていませんが、当時の女性研究者の立場を考えると、気を張ってカリカリしちゃうのは当然じゃないだろうか。科学者には常にジレンマがつきまとっていると思う。認められない、ゴールが見えない。このまま研究を続けていていいのだろうか?誰かに先を越されるかもしれない。″神の一手″が放たれて自分の積み上げてきた研究が台無しになるかもしれない。それでも、それを差し置いても、真実を追える人が科学者になる資格がある。2019/08/28

ふぇるけん

18
ゲノム最盛期の生命科学は、この二人の大発見から始まった。ワトソンとクリック、この二人が二重螺旋に到達するまでのいきさつを追いながら、研究者の生活や、研究を続けていくための政治的対応、ライバルとの競争といったリアルな様子が伝わってくる。そして翻訳は青木薫氏となれば、これは必読の一冊。膨大な手紙や資料などもすべては読み切れなかったけど、一家に一冊置いておくことをおすすめしたい。2015/09/25

ケニオミ

16
大学の時の課題図書でしたが読みませんでした。そのことが思い出されて、また「完全版」という言葉にも惹かれて、思わず図書館から借りてしまいました。ⅮNAの構造発見については何冊かこれまで読んできましたが、発見者本人の言葉での発見の経緯はやはり価値のあるものであると思います。多くの科学者が発見まで今一歩というところまで来ている場面は、やはりハラハラしますね。螺旋構造の発見者ではないかと言われるロージー・フランクリンについては、彼女の性格面での問題のせいか、あまり好意的に描かれていなくて残念な思いをしました。2015/10/14

モモのすけ

10
注釈や写真が追加された完全版。「私はフランシス・クリックが謙虚そうにしているのを見たことがない」で始まるノーベル受賞者たちの人間臭い生き様が面白い。2015/08/02

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