バット・ビューティフル

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  • サイズ B6判/ページ数 281p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105063115
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

その音色にはとてもシンプルな名前がついている。ジャズ――。伝説のミュージシャンたちの悲しくも美しい人生を小説化した、サマセット・モーム賞受賞作。

内容説明

レスターは上官の罵声を浴び、モンクは警棒を振り下ろされ、ミンガスは破壊することをやめない。酒、ドラッグ、哀しみの歴史に傷つき、自ら迷路をさまようミュージシャンたち。しかし彼らの人生には、それでも美しいジャズの響きがあった―伝説的プレイヤーの姿を、想像力と自由な文体で即興変奏する、ジャズを描いた8つの物語。サマセット・モーム賞受賞作。

著者等紹介

ダイヤー,ジェフ[ダイヤー,ジェフ][Dyer,Geoff]
1958年、英国南西部のチェルトナム生まれ。オックスフォード大学で英文学を学び、80年代前半からジャーナリストとして活動を始める。1987年、ブッカー賞作家ジョン・バージャーを考察した『Ways of Telling:Work of John Berger』を刊行、以後作家・批評家として先鋭的な小説やノンフィクションを数多く発表する。1997年、D・H・ローレンスを描いた『Out of Sheer Rage:In the Shadow of D.H.Lawrence』が全米批評家協会賞小説部門の最終候補作に、また2006年にはE・M・フォースター賞を受賞。『バット・ビューティフル』(1991)は1992年度のサマセット・モーム賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

91
ジャズ・ミュージシャン列伝。本書に取り上げられているのは、レスター・ヤング、セロニアス・モンク、バド・パウエル、ベン・ウェブスター、チャールズ・ミンガス、チェト・ベイカー、アート・ペパーの面々。みなすぐれたジャズ奏者だが、なぜか麻薬漬けで、アル中で、刑務所のお世話になっていたりする。それでも、美しい(バット・ビューティフル)音楽を奏でるのだから奇才というしかない。著者のジェフ・ダイラーの文章は、訳者の村上春樹に言わせれば、「想像力を自由に働かせ、そこから生きた情景を立体的に立ち上げていく」描写が際立つ。→2023/04/10

jahmatsu

35
全く期待せずにパラパラ読み出したら、これが面白い。登場する王道ジャズメンを久々に聴きながら、いいリズム感の展開。ミュージシャン伝記のエディット版とでもいった感じでしょうか? 春樹氏も翻訳でイイ仕事してる。ほぼ皆さんこれでもかと、お酒とお薬はもりもりマストで笑、そしてバド・パウエルで泣く。2019/05/17

抹茶モナカ

30
ジャズ関連本なので、読んでみた。不思議な本だ。評伝でも、伝記でもない。ジャズ・ジャイアントについて、逸話にあれこれ肉付けして短編小説みたいになっている。その後に、かなり重厚なあとがき付き。ジャズ・ジャイアントについて、まだ不勉強なので、どの逸話がどれだけ有名か、判別できない自分がもどかしい。翻訳者の村上春樹さんは、読むのを止められなかったようだけど、一度、途中から違う本を読んだので、やはり、ジャズへの思いで、この本の読み方も変わるのかもしれない。本文は読みやすくて、乗りやすい文体になっている。2019/03/07

風眠

26
最近のジャズミュージシャンにはこういう武勇伝とか逸話は無いなぁ、確かに。真面目だし、きっちり練習するし、お酒も煙草もやらない、もちろん薬もやらない、女遊びもしない。だから往年のジャズミュージシャンの暴れん坊ぶりを読むと、そうそうミュージシャンはこうでなくちゃね、なんて思ったりする。はちゃめちゃな彼らは傍目にはとても魅力的だが、近くにいた人達は大変だったろうな…とも思う。村上春樹氏のおしゃれな訳が、破天荒で暴れん坊なミュージシャン達をいっそう魅力的にしている。ジャズ好きも、そうでない人にも、お勧めしたい本。2012/03/29

タカラ~ム

24
#はじめての海外文学 vol.4で翻訳家の金原瑞人さんが推薦している作品。ジャズ愛好家として知られる村上春樹が翻訳を手掛けている。数々のジャズプレイヤーに関するエピソードを並べ、その間をデューク・エリントンとハリー・カーネイが演奏旅行のために車で移動するエピソードがつなぐ構成になっている。個々のエピソードは事実であるが、事実をそのまま描くのではなくアレンジが加えられているため、物語性が高い。その分読みやすくなっていると感じた。ジャズに疎い私でも楽しめたので、興味をもたせる入口となる一冊ではないかと思う。2019/07/25

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