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奇跡の生還へ導く人―極限状況の「サードマン現象」

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105062514
  • NDC分類 936
  • Cコード C0011

内容説明

「あれ」は何だったのか?遭難者、被災者らが経験する奇怪な現象。

目次

サードマン
シャクルトンの天使
世にあらわれた幽霊
守護天使
退屈の病理
複数誘因の法則
存在の気配
喪失効果
ムーサ・ファクター
救済者の力
シャドウパーソン
天使のスイッチ

著者等紹介

ガイガー,ジョン[ガイガー,ジョン][Geiger,John Grigsby]
ニューヨーク州イサカ生まれ。アルバータ大学で歴史学を専攻。グローブ・アンド・メール紙編集局編集主任、トロント大学マッシー・カレッジ・シニアフェロー。ほかにカナダ地理学協会理事、同協会遠征委員会委員長、王立地理学協会および探検家クラブ(ニューヨーク)フェロー会員、ウィングズ・ワールドクエスト顧問委員

伊豆原弓[イズハラユミ]
翻訳家。1966年生まれ。上智大学文学部英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

34
例えば雪山で遭難したとき、例えば船が大破し海に投げ出されたとき、そんな極限状態に現れる“サードマン”。神か霊か幻か正体は明らかでないけれど、現れるのは決まってもうダメだと諦めかけたとき。そして、安全が確保されたときその存在は消えるのです。想像していたのは、スピリチュアル系の類いだったのですが、それらとは異質のものに思えました。興味深いのは、数人で極限状態に陥った場合、その場にいる全員がその存在を同じように感じていること。そうなると、極限状態の脳が作り出した幻とは説明がつきにくい。サードマン、一体何者?2015/07/03

Ted

8
目には見えねど存在は感じるサードマン現象。酷似した現象の経験が過去にあったので興味を持って読んだ。この謎の随伴者が現れやすい条件やその特徴には共通点がある。命に関わる極限状態で起きやすく、助かるための導きを行なうことから守護天使と解釈する信心深い人もいれば、身体機能低下時によく起きる只の生理現象と片付ける人もいる。ただ、幻覚は身の破滅を齎すのに対し、サードマンの場合は自分を安心させ励まし導くという決定的な違いがある。しかし極限状態では命を失う人の方が圧倒的に多いわけで、彼らにはなぜそれが現れなかったのか?2011/06/19

スプリント

6
遭難や漂流、災害などの極限状況に陥った時、存在しない誰かを感じるというサードマン現象について豊富な事例とともに分析をした本です。もう一人の自分なのか、神や霊魂のような超常的な存在なのか、結論はまだでていませんが興味深い題材です。この不思議な存在を感じた人がすべて助かっているわけではないことも少ないながら事例が紹介されており更に不思議さが増してきます。2015/02/28

カワセミ440

6
『その峰の彼方』でサードマン現象について出てきたので読もうって思ってたら、配偶者が借りてくれてました。配偶者もその本を読んで引っかかったらしい。極限状態になってその『存在』を経験するなんてたぶん自分にはないはず、だからなかなかその『サードマン現象』については実感が湧かないかな?。でも、いわゆる金縛りの時に、見えないけど感じる存在っていうのはずいぶん昔にそんな経験したことあるな。この本はサードマン現象についての事例を丹念に追ったものだけど、そのメカニズム?についてはそれほど突っ込んではないね。極限って怖い。2014/06/21

mittsko

5
「サードマン」とは初耳、面白い面白い、ぐいぐい読み進めた(。・ω・。) 極限状況で危機から救い出してくれる、そこにいるはずのない、多くは目に見えない「誰か」「なにか」、〈存在〉との邂逅の実例が次々、まさに次から次へと紹介されていく ほとんどは独りきりで、しかし時に複数名が同時に出会うことすらある「それ」… 神の導き?守護天使?幽霊?あるいは妄想?幻覚? 脳神経科学にまで筆をおよばせつつ、それはいまだ「説明できない」ままだ、と著者は述べる ⇒ 文庫版でなくハードカバー版を読んだ2017/12/01

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