かもめのジョナサン 完成版 (完成版)

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かもめのジョナサン 完成版 (完成版)

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  • サイズ B6判/ページ数 170p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784105058050
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

伝説のかもめが帰ってきた――。飛行機事故で九死に一生を得た作者が新たに書下した最終章と共に、五木寛之が四十年ぶりに全面改訳!

伝説のかもめが帰ってきた! 幻の最終章、ついに世界公開。全世界で四千万部を売ったベストセラーへ新たに加えられた奇蹟の最終章――。「飛ぶ歓び」「生きる歓び」を追い求め、やがて精神世界の重要さに気づいたジョナサンだが、彼が消えた後、弟子のかもめたちはジョナサンの神格化を始める。教えの形骸化、自由の圧殺、やがて……。いま開かれる、自由と意志と救いの扉。五木寛之渾身の〈創訳〉が、あなたを変える。

内容説明

1970年に発表されてから、しばらくはまるで反響がなかったが、数年後から爆発的に読まれ始めた伝説の作品『かもめのジョナサン』。飛ぶことの歓びを追求したために、仲間から追放された一羽のカモメが、やがて…というこの物語は、全世界で4000万部以上、日本でも260万部を超える大ベストセラーとなった。長い歳月ののち、著者R・バックが自家用飛行機の事故で九死に一生を得たことをきっかけに、新たな最終章が加えられ、「完成版」が刊行された。そのPart Fourは驚愕の内容を持つが、断固として未来を語り、“自由を求めよ!”と我々を深く励ます。

著者等紹介

バック,リチャード[バック,リチャード] [Bach,Richard]
1936年米国イリノイ州生れ。元米空軍の戦闘機パイロット。除隊後、地方巡業の曲芸飛行家や、整備士として働いた。1970年発表の『かもめのジョナサン』が世界的ベストセラーになる。2012年に自身が操縦する小型飛行機の事故により瀕死の重傷を負ったことが、『かもめのジョナサン』最終章発表のきっかけとなった

五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年福岡県生れ。早稲田大学中退後、編集者、ルポライターなどを経て、『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、『青春の門 筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のっち♬

144
ひたすら純粋に飛ぶことの喜びを追求した結果群れから追放されたかもめのジョナサンをめぐる物語。それは精神世界における一つの境地に達するもので、周囲の崇拝を生むことになるのだが、彼が去ると偶像化に拍車がかかっていく。「噂というやつは、誰かを悪魔にしちまうか神様にまつりあげてしまうかのどちらかだ」とあるように、ここでは目的と手段の逆転により思想が廃れて形骸化する信仰のジレンマを映し出している。一人が自由を求めてはじまった物語が世界の自由の扼殺に着地するのだ。「おとぎ話が進む」現状への警告と希望が込められた寓話。2021/07/03

新地学@児童書病発動中

142
文庫版の『かもめのジョナサン』は大好きで、一時期繰り返し読んでいた。完成版には新たな章が付け加えられて、深みと苦みが増していると思う。私にとってこの作品の一番の魅力は、ジョナサンが空を飛ぶときの興奮と喜びが、生き生きと描かれていることだ。ジョナサンと一体となって実際に空を飛んでいる気持ちになるのだ。空を飛ぶ描写が真に迫っているのは作者のパックが飛行機乗りだったからだろう。作者の主張が強く前に出てくる箇所は印象に残らないが、生きることは喜びであると言うメッセージには深く共感する。2015/06/28

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

121
「これから自由について学ぶために、毎日3時間『自由マニュアル』をお勉強します。ではマニュアルの386頁を開いて下さい……」。40年の時を経て“幻の第4章”を加えた『完成版』が出版された背景を推測すると、こんな感じだったのかも知れない。想像力の翼を広げて何物からも自由であろうとしたかもめの物語。『完成版』最終章では、孤高の存在だったジョナサンは『カリスマ』となり『教祖』に祀り上げられ、再び自由を取り戻すための挑戦を始める。自由の象徴が人々の行動を規定する教義となる皮肉。ファンタジーは現代的な物語となった。2015/12/02

Mumiu

100
昔父が買った1974年版を読んだ時、今の1/3も生きていなかったわたしはどう感じたんだろう。懐かしみを感じながらどう完成したかを見たくて手に取った。そして永らくの時を経てわたしはどこへ行こう?こうして過ごしている時間に無駄なモノなんてない、そう思っているけれど、こうありたい自分になるためにちゃんと与えられた時間を使いたい。たまにはそんなことを考えるのもいい、そんな気分になる。みんなはどんな風に感じるんだろう?2015/10/24

アナーキー靴下

96
鵜飼いゲーム『サイテイバード』の4号は何故かカモメ。そこから長いことこの本に抱いていたイメージとは当然違い、リバタリアニズムをカモメにのせて描いたような寓話であった。自由を何より尊び、善悪の羅針盤さえ持たず、己の道を突き進むジョナサン。私がカモメなら、飛ぶことより美味い餌の追求にいそしむと思うが、ジョナサンは私を受け入れてくれるだろうか。翼を引きずるメイナードが一瞬の後に飛び上がったことからも、大切なのは心の翼であって、何を追い求めるかは自由なはずだ。飼いならされた鵜として漁に繰り出す4号も然りである。2022/07/04

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