内容説明
トマス牧師の女性関係は乱脈をきわめていた。乱心と判断され隔離された一カ月の間に、牧師自らが自分の性体験を語り、現代における姦通の意味を問う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
amanon
2
初めてのアップダイク。しかも好色な牧師による日記という体裁を取っているという、一クリスチャンとしては、なかなか複雑な感情を抱かせる物。その上、新旧約聖書の様々なエピソードが頻出するのは、まあ仕方ないとして、バルトやティリッヒといった神学者の名前まで出てくるかなり異色な作品。それでいて、訳注が一切無いというのは、いかに翻訳が困難だったとはいえ、怠慢の誹りは免れないだろう。そのため、この作品を違和感なく楽しめる読者はかなり少ないに違いない。とりあえず姦通というテーマのわりには良い意味で渇いた味わいだった。2013/09/21
doradorapoteti
0
なんでそんなに姦通に拘るのか理解に苦しむ2010/03/15
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