このあいだ東京でね

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104741038
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

マンションの募集広告、江戸時代の旧町名、道路標識と交通法規、猫たちの生態、そして大手検索サイトの「ストリートビュー」機能まで。都市にまつわる無数のことばの積み重ねから、懐かしく驚きに満ちた街の姿が立ちのぼる。青木ワールドを堪能できる色とりどりの作品集、全8篇。

著者等紹介

青木淳悟[アオキジュンゴ]
1979年埼玉県生まれ。早稲田大学文学部在学中の2003年、「四十日と四十夜のメルヘン」で、第35回新潮新人賞を受賞。2004年発表の第二作「クレーターのほとりで」が第18回三島由紀夫賞候補となる。上記二作を収録した初の小説集『四十日と四十夜のメルヘン』で第27回野間文芸新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とら

38
青木淳悟さん初読み...だけどまあ、正直面白くもなんともないですこれ笑 物語性が皆無。青木さんのことよく知らないけど、自分は東京通なんだぜ~って自慢してるようにしか思えない。でもまあ、かろうじて読めたのが最初の「さようなら、またいつか」と「TOKYO SMART DRIVER」と「夜の目撃談」かな~と。TOKYO~は、東京通自慢は自慢なんだけど、発想が良かった。なんかGoogle Earthあるあるみたいな。青木さん期待しすぎて『四十日と四十夜のメルヘン』は既に購入してしまってるのだけど、さてどうするか。2013/05/25

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

34
図書館**万華鏡小説**マンションの募集広告、江戸時代の旧町名、道路標識と交通法規、猫たちの生態・・・。雑多な無数のことばの積み重ねから、懐かしく驚きに満ちた街の姿が立ちのぼる。驚きと発見の作品集…。(紹介文・他より)――これは新感覚!物語として読むと…特にこれといった話は無い様に一見感じると思います。 ⇒続き2013/10/22

昼と夜

20
あるモチーフにスポットを当て、俯瞰した第三者的視点により関連情報で展開する手法が面白い。表題作は、Googlemapで縮小拡大を繰り返しながら所感を付箋で貼っていくかんじ。TOKYO SMART DRIVERはGoogleストリートビューをなぞってのまさかのラスト。だけど、友達から「このあいだ東京でね」と話しかけられ、この文章を延々話されたものなら「話長いわ!しかも全然興味ないねん!!」とグーで殴る自信がある。2012/06/14

ruki5894

12
小説なのかな?コラム?小説ではないと言い切るのなら、じゃ小説って何さということになるな。でも物語ではないようだ。お話しではない。スケッチ?んーただ、なんとなくおしゃれだな。おしゃれな東京の風景。嫌いじゃないんだよな〜この感じ。うん、おしゃれな読み物だ。2018/06/27

そうたそ

10
★★★☆☆ 小説の新しい可能性を感じさせる一作。表題作と「TOKYO SMART DRIVER」などはまさにそう。住宅購入の話から始まり、そこから歴史、交通法規、広告、建築等々、様々なテーマへ派生していく話題。縦横という広がりだけでなく、次元を超えた読書経験をすることができる一編ではないかと思う。「TOKYO SMART DRIVER」も、これがGoogle Mapを扱った話であることは一目瞭然だが、これについてもストーリーの面白さでなく読書経験を享受できる一編だと感じさせられる。2013/01/28

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