出版社内容情報
僕の父さんは、一万年後に死んだ──幼い時から、自分はクロマニヨン人の子どもだと信じてきたワタル。「フツー」に生まれなかった少年の、孤独と成長の物語。
内容説明
人生を語るには、早すぎるなんて言わせない。ぼくは今日から、トクベツな子どもになることにした―何をやっても、みんなと同じに出来ないワタルは、ある日死んだ父親に関する重大な秘密を発見する。その瞬間から、少年の孤独なサバイバルゲームは始まった。「自分」を生きるため、本当に大切なことって何?『明日の記憶』の著者が描く、今ここにいることの奇跡。感動青春大作。17歳の哀しみと温もりが、いま鮮やかに甦る。
著者等紹介
荻原浩[オギワラヒロシ]
1956年、埼玉県生まれ。成城大学経済学部卒。広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。97年『オロロ畑でつかまえて』で第10回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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