出版社内容情報
★この本をお薦めします★~紀伊國屋書店新宿本店・小出和代
もっさい兄さんたちのトホホな学生ライフ!「脳内妄想も度を越せば、ファンタジーになるのね」と、妙な感慨を抱かせるこの怪作。実はホントに日本ファンタジーノベル大賞を受賞しております。難しいリクツは抜きにして、流されるまま読んで下さい。なさけなくて、苛立たしくて、そのうち何だか笑えてきます。
★この本をお薦めします★~紀伊國屋書店新宿本店・今井麻夕美
大学生の日常譚とも妄想譚ともつかない、暴走しまくりの青春小説です。主人公は、休学し、別れた彼女をつけ回す自意識過剰な京大生。誰もが覚えのある、青春時代の勘違いを自嘲的に描いていて失笑苦笑がとまりません。独特の文体も、はまればクセになること間違いなしです。一筋縄ではいかないけれど、一気読みできてしまう不思議な作品。
内容説明
何かしらの点で彼らは根本的に間違っている。なぜなら私が間違っているはずがないからだ、と宣う、ひねくれた学生の夢想を描いたデビュー作。第15回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。
著者等紹介
森見登美彦[モリミトミヒコ]
1979年奈良県生駒市生まれ。京都大学農学部生物機能科学学科応用生命科学コースを卒業。現在、同大学農学部大学院で地域環境科学森林生化学研究室に在籍。『太陽の塔/ピレネーの城』で第15回ファンタジーノベル大賞受賞
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