内容説明
いったい何が起こっているの?―途方もない現実。だから私は書きつづける。生きている証のように。ウィルス・靖国神社・アルツハイマー・イラクの戦闘・アラファト議長とてんとう虫のサンバ・統合失調症・べてるの家・幻覚キノコ・地震・縄文土器・水俣・ヒーラー・風水・家族殺し・もだえ神・沖縄…縦横無尽に疾走する日々を綴る最新エッセイ。
目次
「私が見た幻覚なら、その世界は必ず私の中にある」(水俣の旅が終わって;形見の言葉 ほか)
「私の思いは、私の背後に働くつながりと共鳴している」(書けない理由;朝から雨、今日は誕生日 ほか)
「ランディ、とりあえず、人間を信じてしまえばいいんだ」(ハードドリンキング・ナイト;アメリカ大統領選挙 ほか)
「なんという太っ腹な世界に、私は生れてきたんだろう」(運命は変えられる;私の内なるアメリカ ほか)
著者等紹介
田口ランディ[タグチランディ]
東京生れ。作家・エッセイスト。人間の心の問題をテーマに幅広く執筆活動を展開
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スナフキン
1
途中で放棄。 初めて田口さんの作品を読んだけど・・・・・・・・・2015/06/17
ゆー
0
2004年9〜12月のブログを再編集した本。時事ネタが多く含まれているが、当時学生であった私には懐かしく、今でも充分に楽しめた。何よりランディさんの飾らない語り口が心地よくサラサラと流れる小川のように身体に沁み入る。ずっと読んでいたいと思いながらもページを捲る手が止められずに一気に読了。寂しいような清々しいような気持ち。2017/01/27
pepin
0
自分の頭は固いのか柔らかいのか揉んでみた。なかなか気持ちいい。2015/08/24
elma
0
面白いけど、飽きる。エッセイだから、そりゃそうよ。って話なんだが。私は、作品は好きだけと、別にその人自体が好きなわけじゃなかったんだと思った。2014/01/18
wasabi
0
同世代の女性作家が記す生活と心意に触れる。先に読んだ「モザイク」、TVで観た「コンセント」の2つの作品から、彼女は主人公の心をニュートラルにしておいて、取り巻く人物の心理や行動を描写する人だと感じていた。だから、疲れない反面、つかみどころのなさがあった。このコラムで少し彼女が分かったかな。2006/05/14