出版社内容情報
腕の中の彼女のすべてを、受け止められると信じていた。16歳――「永遠」の切なさを知る季節。
ダイ、ナオト、ジュン、テツロー――あのベストセラー『4TEEN』（直木賞受賞）の少年たちが帰ってくる！ ぎこちない恋、初めての裏切り、仲間の死、少しだけリアルに感じられ始めた未来の自分……。東京・月島を舞台に、16歳にしか訪れない一瞬の輝きを鮮やかに切り取った青春小説。
内容説明
『４ＴＥＥＮ』続編ついに刊行！ぎこちない恋。初めての裏切り。そして、少しだけリアルさを増してきた未来…。超高層マンションを見上げる月島の路地で、ぼくたちはこの世界の仕組みを考える。ダイ、ジュン、ナオト、テツロー―永遠の青春小説。
著者等紹介
石田衣良［イシダイラ］
１９６０（昭和３５）年、東京生まれ。成蹊大学経済学部卒業後、広告制作会社を経てフリーランスのコピーライターに。’９７（平成９）年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー。２００３年『４ＴＥＥＮ』で直木賞受賞、’０６年には『眠れぬ真珠』で島清恋愛愛文学賞を受賞した（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sk4
126
NHKのEテレの夕方の番組で、小学生ぐらいの女の子が「私テストでひどい点数取ったんだけど、先生返す時にダメじゃないかとか言って、一言も慰めてくれないんだよ」「えー、それひどーい」「マジありえなーい」と口を揃えて言ってたのに対し、男の子は「そんなの悪い点を取ったんだから当然じゃね？」と果敢にも言い返してました。私は男だからか女の子たちの言い分に1ミリも共感できない。それぐらい男と女では考え方が違う。 この6TEENのシリーズの男の子たちの心情はリアルです。 女性には理解しがたい生き物なんでしょうね、男ってｗ2013/02/05
初美マリン
94
目映いばかりの青春がここにありました2019/02/14
mikea
62
前作【4TEEN】から月日が流れ、４人が高校１年生になったお話。前作のキラキラした感じが薄まっているように思ったのは、４人が大人になりつつあるからかも。そのせいなのか、所々、テツローやダイの冷静な対応に物足りなさを感じてしまいました。ホームレスのトクさんの話で４人が将来について考える話とラストのユズルの話では、４人が成長したなぁと感じました。2010/06/06
takaC
44
4TEEN級のインパクトを期待してたのに、全く期待外れだった。今回はタイトルも掛詞的意味もなかったし。4TEENの足引っ張る存在だったりしないかなぁ、ああ残念。2010/05/30
ゆみねこ
42
４ＴＥＥＮに引き続いて読了。皆さんの感想は辛口なものが多いけれど、私は面白いと思った。ダイが男前になっていて嬉しかった。１６歳の別れ、まさかあの空を飛んだユズルが！ひまわりのもんじゃ焼きを食べてみたいと思う食い意地の張った私。2012/09/02
