不撓不屈

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  • サイズ B6判/ページ数 390p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104547012
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

税理士・飯塚毅は、国税当局の誤った法解釈に抗して訴訟を起こす。しかし、メンツを潰された当局は、顧客に嫌がらせの税務調査を開始し、顧問契約解消を迫ることで飯塚を“兵糧攻め”にする一方、マスコミへの情報操作で揺さぶりをかける。そして遂に脱税事件をでっち上げて事務所員を逮捕、当局の卑劣な攻撃はピークに達した―。国家権力に抗し勝利した男・飯塚毅(TKC会長)の生きざまを経済小説の旗手が描いた巨編。

著者等紹介

高杉良[タカスギリョウ]
1939(昭和14)年東京生まれ。化学専門紙記者、編集長を経て、’75年『虚構の城』で作家デビュー。以来、経済界全般にわたって材を得て、綿密な取材に裏打ちされた問題作を発表している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Syo

32
素晴らしい しかし えげつない2022/03/03

うぃるこうへい

7
高杉良氏の経済小説群への取っ掛かりとして手に取ったもの。 税理士飯塚毅に対する国家権力による弾圧「飯塚事件」をメーンテーマに置いた作品。 やはり、ここぞというときの国家権力の圧倒的な怖さと、それに対してまさに「不撓不屈」の精神で立ち向かう飯塚氏のストーリーには胸を打たれた。 なお、百田尚樹「海賊とよばれた男」同様、主人公がスーパーマン過ぎてなかなか感情移入しにくいという一面も。 また、俗物である私としては、最後に、明確な復讐劇(国家損賠請求)が欲しかったが、史実なので仕方ないかと思う。2020/08/13

だまし売りNo

6
国家権力の弾圧と断固闘った飯塚毅・税理士の物語である。官僚の横暴や傲慢がこれでもかと描かれる。自分達の面子しか考えない公務員のいやらしさが描かれる。 2018/08/19

ふみふむ

5
いかに正義があろうと個人が国家権力を相手に闘うということがなんと過酷なものであるか。読んでいて緊張し続け、怒りがこみ上げてきた。しかし一方では、飯塚氏のようなストイックな方のもので働きたくはないな、と思ったりもした。2010/08/08

Hiroki Nishizumi

2
飯塚事件は知らなかった。合法的に脱税をしようとした、とか意味不明な糾弾だな。人間とはその程度の存在なのかも。2017/12/26

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