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楽隊のうさぎ

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  • サイズ B6判/ページ数 248p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104377015
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

中学生という、心と体の伸び盛りを愛する気持を忘れてはいませんか―臆病な中学生は吹奏楽部で生き生きとした自分を取り戻す。今を描く長編小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てんちゃん

34
中学生になり、吹奏楽部に入った主人公の成長の過程を描いてます。中学生ならではの感性を心に住み着いた「うさぎ」を表現の一助にしつつ描いていて巧みだなと思います。合奏の描写はかなりの迫力です。ただ、視点や場面がいつのまにか変わっていたり、読みづらかったρ(・・、)2016/11/03

さゆ

28
この著者の、書かないでいる言葉の後ろにある思いのたけが、伝わってくるように思われた。日常って、劇的に思われることが起こっても、予定調和の終わり方はしないし、それ以前に、なにも解決しないまま月日が過ぎることの方が多かったりもする。そのことを中学生男子という、一番、身体の中と外が劇的に変わる主人公を軸に描かれていて、男の子を一人育てた私には、それが見事だなあといたく感心した。 2015/04/13

そうたそ

8
★★★☆☆ 夏の文庫フェアでは常連入りかのようにずっとラインナップに入っていたり、入試問題にもよく採用されていたりと、有名すぎるが故に、まだ読めてなかった作品。吹奏楽部に入部した男子中学生を中心に、部の何ということのない日常を綴った青春小説。何が起こるでもない平坦なストーリーではあるが、飽きずに読める。今では吹奏楽部の聖地も普門館ではなくなってしまったが、時代が変われど、彼らの経験する青春は変わりないように思う。凄く面白いとまでは思わないが、有名なだけに一読してみる価値はある。2023/08/06

ここまま

7
中学校入学後吹奏楽に入部する男子の話。ぜんぜんファンタジーではないので、公園で見るうさぎの幻影はやや唐突な感が否めない。心象風景と理解すればよいか。でも吹奏楽部の感じはとてもリアルで、経験者は楽しめそう。中学生目線で読むととてもいい物語だと思う。2012/06/25

なつぼー

6
最初は寝ぼけながら読んでいたのか、読みにくい文章だなと思って読むの止めようとしてたけど最後まで読んだ。吹奏楽部じゃないし、詳しく教えてくれる友達もいなかったから楽器の名前を言われても分かんなかった。でも、分かんない、謎な部分が多いんだけど、なぜかこの話好き。ひとりぼっちだった人に仲間が出来たからかな?2016/11/09

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