内容説明
やたらに碁を打ちたがる男、それが私である―。カール・ルイスなみの偉業と讃えられた文壇名人戦三連覇、中国遠征での雪辱戦からインターネットＧＯの世界まで。埴谷雄高、井上光晴、竹之内静雄、内田康夫、中野孝次、囲碁の神さま呉清源ほか、碁縁で結ばれた各氏も登場。ゆとりある人生をはからずも指南する軽妙な囲碁随想。
目次
下手の横好き
今の平安
働くひとと遊ぶひと
先生さがし
悠然と長江を下る
呉清源先生
年頭の方針
不出来流元祖・竹之内静雄氏
マグネット碁盤
一日会の長老埴谷雄高氏〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まきまき
8
伊藤さんの飄々としたエッセイ。碁打ちならではの葛藤が、よくわかります。我が家のパチリの人にも読ませたいです。2016/09/13
7kichi
1
鉄砲で幕開けして今度は囲碁。このあとに自転車、農場と進み、面白さが倍増していく。文壇囲碁戦、囲碁合宿、お約束の師匠弟子あり。2016/08/28
