出版社内容情報
帝をも狂わせた麗しのかぐや姫は妖しの化身で、すべては竹取翁の罠だったのか。秘匿されていた真の「竹取物語」が、鬼才の筆で蘇る。
千年の時を経て、秘匿されていた真の「竹取物語」が、 鬼才の筆で今、蘇る。かの有名な竹から産まれたという逸話も、五人の公達の尋常ならざる貢物も、すべて竹取翁の仕掛けた罠だった――? 翁の術中にはまった帝は禁裏を抜け出し、竹取館へ向かう。愛しのかぐや姫と邂逅を果たした帝は、しかし、病に伏してしまった。天照大御神の末裔は一体、何を見たのか。姫が昇天する夜、月が真実を照らし出す。
内容説明
すべては、竹取翁の仕掛けた罠―?かの有名な竹から産まれたという逸話も、五人の公達に課された尋常ならざる貢物も…。そして、翁の術中にはまり、禁裏を抜け出し、竹取館へ向かった帝は一体、何を見たのか。帝と月の天人との、かぐや姫をめぐる戦いの真実。秘匿されていた真の「竹取物語」。千年の時を経て、物語の祖が今、蘇る。
著者等紹介
宇月原晴明[ウツキバラハルアキ]
1963(昭和38)年、岡山県生れ。早稲田大学文学部日本文学科卒。出版社勤務のかたわら著作活動を続け、1999(平成11)年、評論「お伽ばなしの王様―青山二郎論のために」で三田文学新人賞、小説「信長あるいは戴冠せるアンドロギュヌス」で日本ファンタジーノベル大賞、『安徳天皇漂海記』で山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mocha
藤月はな(灯れ松明の火)
ひめありす@灯れ松明の火
kagetrasama-aoi(葵・橘)
Yuna Ioki☆