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考える人

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104281039
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

出版社内容情報

小林秀雄、植草甚一、須賀敦子、福田恆存など、厳格な精神と研ぎ澄まされた言葉で、思考と創作を積み上げてきた昭和の文筆家たち。16人の「考える人」の軌跡を辿り、「“考える”とは何か」を考える。

内容説明

“考える”とは何か―。小林秀雄から福田恆存まで。16人の思考の軌跡を辿る力作評論。

目次

小林秀雄
田中小実昌
中野重治
武田百合子
唐木順三
神谷美恵子
長谷川四郎
森有正
深代惇郎
幸田文
植草甚一
吉田健一
色川武大
吉行淳之介
須賀敦子
福田恆存

著者等紹介

坪内祐三[ツボウチユウゾウ]
1958年、東京生まれ。早稲田大学文学部卒。「東京人」編集部を経て、コラム、書評、評論など執筆活動を始める。平成13年、『慶応三年生まれ七人の旋毛曲り』で第十七回講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

8
取り上げられている方々が私が好みとする分野の人なので興味を持って読みました。やはりこれだけの人を論じるからにはこの人々の作品を読みこまねばなりません。私はまだまだこのなん十分の一なのですが、これを読むことによって励みにして少しでも追いつこうと考えています。本当に取り上げている人はこの本の題名と同様によく考える人であると感じています。2013/05/22

i-miya

6
--小林秀雄/菫の花。花の美しさを語るのではなく、美しい花を語る。小林秀雄の文章を読むこと。-- 田中小実昌/田中美知太郎=プラトン哲学の祖述者を自認。自負。『カントの権利』1986.医者と、若くない医者。娘。「ずっと、考えていたのか」のずっと、は本当にずっと、だったのか。考えていないのではない。ひょい、と来た。 -- 中野重治/M35.01.25生まれ。福井の農家。S22 参議院議員当選。当面性が十分希薄だとわかっていても、その当面性が希薄な文章を書いてしまう。『沓掛筆記』2009/09/24

go

4
図書館でひさびさに坪内祐三の本を。やはり面白くて、全集とか出ないかなと思った。この本を読みながらAmazonで5冊くらい古本を購入してしまった。この本の文庫版も。2024/01/14

壱萬弐仟縁

4
16人が登場。評者は、考える→考え込む→考え抜く というステップがあると思って生きてきたが、この本を読むと、考えるとは力である(42ページ)、ロダンを想起(132ページ)、歩くことは考えること(193ページ)、などとかいつまんでみれば書いてある。読者は、考えることの楽しみのみならず、その苦しみも同時に考えさせられる。生き甲斐ということばも出している人もいたのである。考えるだけでは人間、誰でもできるが、考え抜いた結果、突き抜けて新たな発見に行きつける人は、科学者以外、そうはいないと思えるが、文人なら可能か。2012/07/02

さんた

4
豊富な読書量に裏付けされた評論は、読んでいて本当に知的好奇心をくすぐられます。読んで「そうか~」だけでなく、プラス「考える」人間になりたいなとつくづく思いました。2009/09/19

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