日本の未来

櫻井 よしこ【著】

新潮社（2016/05発売）

• サイズ B6判／ページ数 281p／高さ 20cm
• 商品コード 9784104253135
• NDC分類 304
• Cコード C0095

出版社内容情報

混迷、弱体化する米国に代わり、日本が世界の中心に躍り出る好機が来た。確固たる未来を築くため我が国が取るべき指針と方策を示す！弱体化するアメリカに代わり、今こそ世界のメインプレーヤーに躍り出よ！　「世界の警察」の座を捨て、国際政治の諸問題から逃避するアメリカ。中東から欧州、そしてアジアへと拡大し続ける無差別テロの恐怖と、膨張し続ける中国の覇権戦略。こうした中でアメリカに代わる国として、各国からの期待を集めるのが日本だ。世界を牽引する国際社会のリーダーになるためには何が必要か。未来への答えを明快に説く。

櫻井 よしこ［サクライ ヨシコ］

内容説明

「世界の警察」を放棄したアメリカ。拡大の一途を辿る無差別テロ。こうした国際情勢を横目に軍備拡張で覇権を目論む中国―。しかし、どの国も中国がアメリカに取って代わることを望んではいない。世界が期待する国、それは日本である。国際社会を牽引するリーダーになるためには何が必要か。その答えを明快に示す！！

目次

第１章　「情報」こそ国家の礎である
第２章　より強く、逞しい国になるために
第３章　米中の動向から未来を読め
第４章　戦後７０年、歴史を乗り越えて未来へ進め
第５章　平和安全法制を正しく知るために
第６章　今こそ日本の国力を世界に示せ

著者等紹介

櫻井よしこ［サクライヨシコ］
ベトナム生まれ。ハワイ州立大学歴史学部卒業。「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙東京支局員、日本テレビ・ニュースキャスター等を経て、フリー・ジャーナリストとして活躍。『エイズ犯罪　血友病患者の悲劇』（中公文庫）で大宅壮一ノンフィクション賞、『日本の危機』（新潮文庫）を軸とする言論活動で菊池寛賞を受賞。２００７年に国家基本問題研究所（国基研）を設立し理事長に就任。２０１０年、日本再生に向けた精力的な言論活動が高く評価され、正論大賞を受賞した（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[それいゆ]

中国はひどい国ですね。南シナ海問題に対し国際仲裁裁判所は中国側全面敗訴のごく当たり前の判決を出しました。中国は「そんなの関係ない」という姿勢を示していますが、これからも軍国主義政策をとり続け次々と平気で領土を侵略していくのでしょう。話せば分かるとか刺激してはいけないという安易な社説を書き続ける某新聞は一刻も早く態度を改めることです。自分の国は自分で守ろうとしないと、尖閣を取られ沖ノ鳥島は岩にされてしまい、気が付いたときには百田尚樹の「カエルの楽園」と同じ状況になってしまうのではないかと危惧します。

2016/07/14

[Masa]

書店新刊コーナーにて発見、初版購入。最も信頼する保守系言論人の櫻井よしこ氏の週刊新潮連載コラムの単行本化。本書のメインテーマは「中国の脅威について」である。曰く、オバマ大統領がアメリカはもはや世界の警察ではないと宣言した事により、国際社会の秩序は大きく変化した。ロシアがウクライナからクリミア半島を奪ったのはこの宣言を受けての事であり、同様に中国も南沙諸島周辺の蛮行を加速したと。中国が国際社会に協調を見せたときが寧ろ危険で、さらなる重大事象進行中のカバーであると。客観的かつ論理的な分析、信憑性抜群。良書也。

2016/06/15

[乱読家 護る会支持！]

んでもって、次は日本会議の主要メンバーの櫻井よしこさん。アメリカが南シナ海から引いていく中で、中国の支配力が強化されている。日本に対して、情報収集力の強化、外交力を高めることなどを提案している。まあ、書いてある事は、保守の皆さんが言われている事と同じ。先に読んだ「日本会議の研究」で菅野完さんは、「保守の論客には、理屈に脈略が無い」と書かれてあるが、脈略が無いとは思えない。異なる見方や、新たな政策を示すなど、きちんと反論する必要があると思うのが、支持団体の陰謀めいた本だけを書くのはどうなんでしょ？

2016/07/26

[ティラミス66]

この本は初めて読んだ桜井さんの著作です。これがきっかけで、言論TVも登録しました。登録すると、なんと月刊HANADAが三ヶ月間も無料で貰えてしまいます。サービスが良すぎて、却って恐縮してしまいます。

2016/08/22