内容説明
いったい現代日本はどの時点で迷走を始めたのか。バブル崩壊?いやそれはほんのきっかけに過ぎない。戦後史に目を凝らせば、政治家が、官僚が、我々自身が見逃してきたそもそもの元凶が見えてくる。金融、憲法、外交、教育等のあらゆる部位に再生手術を阻む原発性のガンが、戦後史の中で生じ、根を張っているのだ。桜井よしこ、魂の直言集。
目次
自立的日本人をつくるために
行革を骨抜きにする官僚たちの反撃
経済至上主義が日本を呪縛する
生き残った系列システムの毒素
憲法改正がいつも挫折する理由
税制が日本人の自立を阻んでいる
平等教育が学校を崩壊させた
国籍と参政権を曖昧にするなかれ
防衛意識が育たないこれだけの理由
国益を見失って久しい外務官僚
バラマキ農政のアリ地獄ふたたび
フリーター二百万人の漂流