身体の文学史

身体の文学史

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  • サイズ B6判/ページ数 197p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104160013
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

内容説明

日本人は、江戸時代から四百年にわたって、身体を抑圧し、隠蔽し、無意識化してきた。文学の問題が、つねに「心」の問題として表現されるようになったのは、そのためである…。芥川、漱石、鴎外、志賀直哉、小林秀雄、大岡昇平、深沢七郎、三島由紀夫、石原慎太郎、等の作品を「身体」の切り口で大胆に読み替える画期的論考。

目次

身体の文学史
芥川とその時代
心理主義
文学と倫理
身体と実在
自然と文学
深沢七郎ときだ・みのる
戦場の身体
太陽と鉄
表現としての身体

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サラ

1
取り扱っていたのは、主に漱石・芥川・三島。「文学と倫理」の項は、私も常から関心を寄せている事柄だったので楽しく読めた。「三島の生首」というモチーフが強烈に身体を実感させ提示してくる。2012/11/07

阿呆った(旧・ことうら)

0
江戸以降は『脳化社会』。芥川はその最たるもの。森鴎外は自然科学者の側面。三島の対極が深沢七郎。2017/03/04

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