博士の本棚

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  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104013050
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

子供時代、わたしのお気に入りの場所は、図書室のストーブのそばだった。数学の本、文学の本、野球を愛する日々、幼い息子との生活、犬と歩く道・・・。本とともに送る生活の幸福を伝える、極上のエッセイ。

内容説明

本という歓び、本という奇跡。『博士の愛した数式』で第一回本屋大賞を受賞した著者が、大好きな本の数々を紹介しつつ、本とともに送る生活の幸福を伝える極上のエッセイ。

目次

1 図書室の本棚―子供の本と外国文学(図書室とコッペパン;秘密の花園・小公子・小公女 ほか)
2 博士の本棚―数式と数学の魅力(三角形の内角の和は;完全数を背負う投手 ほか)
3 ちょっと散歩へ―犬と野球と古い家(気が付けば老犬…;わずか十分の辛抱 ほか)
4 書斎の本棚―物語と小説(葬儀の日の台所;アウシュヴィッツからウィーンへ、墨色の旅 ほか)

著者等紹介

小川洋子[オガワヨウコ]
1962年岡山市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸科卒業。’88年『揚羽蝶が壊れる時』で海燕新人文学賞、’91年『妊娠カレンダー』で芥川賞、2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞、『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、’06年『ミーナの行進』で谷崎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

びわこっこ

47
本の題名は、小川洋子さんの『博士の愛した数式』から取られた、博士の本棚。小川洋子さんの小学生時代からの読書の愉しい思い出から、博士に因んで、数式と数学の魅力も語られている。レビューを書くのがノルマのような読書と違い、本のガイドブックで紹介される本は、魅力が満載で、読書メーターの読みたい本が一気に増えた!😍✨🥳👌🍀小川洋子さんの独特な作風は、こうして生まれたのかなぁ…。2023/04/13

mint-s

39
小川洋子さんが読んだ本、ずっと手元に置いて読み返す本、どう読みとりどう感じるのか、とても興味深く読みごたえがありました。今年もいろいろな本に出会い、本を読める喜びを感じて嬉しくてたまらなくなりました!2017年1冊目にこの本を読んで良かったです(*^^*)2017/01/04

ロッキーのパパ

32
小川洋子が読んできた本にまつわり書き連ねた文章を集めたエッセイ集。ぼくが好きな作家では村上春樹も小説についてよく語るけど、小川洋子の方が日本の作品を多く取り上げており、読書体験を共感できる部分が多い。など言いつつ、この本を読み終えたら、『中国行きのスロウ・ボート』が無性に読み返したくなった。2014/09/16

林 一歩

30
書評集。死の床に就いた時に枕元に置いておきたい本は何だろうか? まだ留保しておいてもよい課題だが、50歳を迎える前には決めておきたい。2015/08/09

Matoka

24
本を読む、という幸せが暖かく謙虚な言葉でつづられている。 本が読めて良かった。これからももっともっとたくさん本を読もう。2015/08/15

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