出版社内容情報
漫画界の至宝による、幻の戯曲が復活! 人生を神に捧げた乙女の姿を描く古代ロマン。描きおろしカバーに加え、創作メモも初収録。
内容説明
画業50周年を迎えた漫画界の至宝による、古代ロマンが待望の復刊!大和の安寧を祈るため、伊勢の地で神に人生を捧げた乙女たちがいた―。幻の戯曲が完全復活!初公開豪華巻末附録付き。
目次
斎王夢語
明和町の野外劇のこと
『新装版 斎王夢語』あとがき
創作メモ
直筆原稿
「伊勢まほろば語」衣装デザイン画
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kuliyama
1
旧版に続いて拝読しました。再演を期待しています。2020/01/31
tindrum
1
柳の木」に描かれた演劇的空間に「王妃マルゴ」が上演されたかのような戯曲ですが、読んでいて私には、マンガのコマ割りのままページがパタパタとめくられていくような感触を持ちました。プロローグ+5幕の構成で、まず学者とコロスが、遺跡の跡でここで起きた事件を幻視しているような風景から始まる。1幕では都を追われた倭姫と臣下たちがアマテラスと名づけた神を実在させる(この神は普通の人には光としか見えず、選ばれた巫女にしか姿を現さず、口も利かないという設定。アマテラスは絶世の美女と設定されているのだが、どうも私の脳内では2019/08/05