私の少女マンガ講義

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  • サイズ 46判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103996026
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0079

出版社内容情報

イタリアの大学で行った講義を完全収録。創作作法や注目の新作『春の夢』など自作についても語り下ろしたハギオモト流少女マンガ論。少女マンガの神様が、ついに少女マンガを語った! 日本の少女マンガは、世界で唯一つのメディアだ――マンガ界をつねに牽引するハギオモトが少女マンガ史をひもといた、イタリアの大学での講義を完全収録。創作作法や『ポーの一族』の新作『春の夢』など注目の自作についてもたっぷりと語り下ろす。少女マンガってなんでこんなに楽しいの? 魅力の秘密を萩尾先生が教えてくれます。

萩尾 望都[ハギオ モト]
著・文・その他

内容説明

『リボンの騎士』から『大奥』まで、少女マンガの歴史をひもといたイタリアでの講義を完全収録。創作作法や新作『春の夢』など自作についてもたっぷり語り下ろす。

目次

1章 イタリアでの少女マンガ講義録―『リボンの騎士』から『大奥』へ 少女の、少女による、少女のためのメディア(少女マンガの歴史;自作についての解説;質疑応答―イタリア人聴講者からの質問;イタリア人ジャーナリストによるインタビュー)
2章 少女マンガの魅力を語る―読む・描く・生きる(少女マンガは生きている;私の創作作法)
3章 自作を語る―『なのはな』から『春の夢』へ 3・11以降の作品たち(『なのはな』―鎮魂のありか;『プルート夫人』『雨の夜―ウラノス伯爵―』『サロメ20××』―放射性物質三部作;『福島ドライヴ』―音楽から生まれる物語;『なのはな―幻想『銀河鉄道の夜』』―日常への回帰;『王妃マルゴ』―愛とエロスの王朝ライフ;『AWAY』―子供が作る未来を信じる;『春の夢』―ドアを開けたら、ずっと彼らはそこで生きていた)

著者等紹介

萩尾望都[ハギオモト]
マンガ家。1949年、福岡県生まれ。1969年、『ルルとミミ』でデビュー以来、SFやファンタジーなど取り入れた壮大な作風で名作を生み出し続けている。『ポーの一族』『11人いる!』で1976年第21回小学館漫画賞、『残酷な神が支配する』で1997年第1回手塚治虫文化賞マンガ優秀賞、『バルバラ異界』で2006年第27回日本SF大賞ほか受賞多数。2012年には少女マンガ家として初の紫綬褒章を受章。2016年、40年ぶりに『ポーの一族』の新作を発表、2017年朝日賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハイランド

75
少女マンガ論は数多あるが、作家による、しかも最高峰のマンガ家の一人によるマンガ論は貴重ではないか。少女マンガを変えたと言われる24年組の中で、今も最も旺盛に作品を発表し続ける萩尾氏だが、震災にかかる作品を数多く発表しているとは知らなかった。少女マンガというジャンルが世界でも珍しく、ある種の男性には少女マンガは理解不能ということ、なるほどとも思うし意外でもあった。自作への言及は非常に面白く読ませていただいた。「ポーの一族」は続編の予定があるようで楽しみである。身体に留意されてまだまだ書き続けていただきたい。2018/07/29

syaori

60
萩尾望都がイタリアで行った少女マンガ史の講演と、そこを掘り下げた少女マンガの魅力、近年の作品について語ったことなどを収録。コマ割りのリズムについては何となく認識していたのですが、その辺を作品を作る側から説明したコマ割りに関する話が印象的でした。後半の章は「新しい何か」が生まれるのをいつも期待しているという萩尾望都が未来を担う表現者に向かって話しているようで、自分のこだわりについて「大事なその部分を変えたり、捨ててはだめ」という言葉からは少女マンガの継承と進歩を願う、また表現者としての強い思いを感じました。2018/09/05

akihiko810/アカウント移行中

45
萩尾望都によるイタリアの大学での少女漫画講義と自作解説、その補遺となるインタビュー。印象度A  萩尾望都がイタリアで少女漫画の歴史を講義するのだが、それがとてもためになる。日本が貧しかった60年代は、裕福な外国を描くが、高度成長期になって身近な「私たち」が主人公になった。今まで読んでた子が大人になって、おとなが漫画を読むようになって、大人向けという漫画の豊饒さができた、など。あと自作解説、特に「半神」の解説が素晴らしい。そもそも「半神」は「文学的な短篇漫画」のかなりトップになるような名作だろう。2020/11/26

ぐうぐう

41
2009年、イタリアでの講演を収録した『私の少女マンガ講義』。ナポリ大学など、イタリアの学生を相手に語っていることから、とても初歩的で基本的な少女漫画史の紹介は、日本の読者には言わずもがなの説明でかなり物足りなく映る。また、構成を担当している矢内裕子のスタンスが、萩尾望都のファンの域を超えていないので、彼女が聞き手となっているインタビューも、深掘りができていなくて残念だ。唯一、収穫に思えるのは、コマ割りについて萩尾望都が詳細に語っている箇所だろうか。(つづく)2018/05/14

しましまこ

36
イタリアでの少女マンガ講義、少女マンガの魅力と、自作について。イタリアでの『半身』『柳の木』の解説がスゴい。『知っている話なのに、読んでいると同じページで、必ず泣けてきちゃう』コマのリズム、構図のリズム、セリフのリズム、三位一体の凄い力とか、昔はパッと開いたページを2ページ読むと、その見開きの中にいる登場人物が誰だかわかるようになってたとか、そうなんですよ!と頷きながらわしわし読む。そして『なのはな』から『春の夢』まで、「私は、今でもマンガを読むのが大好きなのです」嬉しかった。2018/05/04

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