東大全共闘1968‐1969

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  • サイズ A5判/ページ数 182p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103963028
  • NDC分類 377.96
  • Cコード C0095

内容説明

唯一、撮影を許された女性写真家はバリケード内に留まり、緊張と解放感の入り混じる空間を撮った。熱気をはらんだフォト・ドキュメント。

著者等紹介

渡辺眸[ワタナベヒトミ]
1968年、東京綜合写真専門学校卒業。卒業時の制作展で「香具師の世界」を発表し、その後も撮り続けて「アサヒグラフ」「写真映像」に作品が掲載される。同じ頃、新宿の街を撮る中で全共闘ムーヴメントに出合う。’72年にアジア各国を旅しインド、ネパールを初めて訪れた際、魂の源郷と感じてしばらく暮らす。帰国後「命あるもの」へのメッセージとしてスピリチュアル・ドキュメントを軸に撮っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

現在葬送のフリーレンのコスプレ中・寺「葬送のフリーレンて何や!」

40
東大全共闘の昭和40年代の学生運動の写真集。全学ストライキ突入から安田講堂攻防戦。解説は元東大全共闘代表で予備校講師の山本義隆。出て来る大学生達は今や老人なんだなぁ…。私の親の世代だ。どうでもいいが、コンタクトレンズ普及前の為、眼鏡の人が多い。しかし大学生が革命を起こそうとしていたんだよなぁ…。今の日本人は暴動を起こさない。前近代は昭和40年代にようやく終わったのではなかろうか?とさえ思う。本当に時代は変わってしまった。貴重な写真集だろうが、そんなに面白い本ではなかった(゜o゜)\(-_-)。2015/07/05

大熊真春(OKUMA Masaharu)

2
あの安田講堂攻防戦で有名な東大全共闘に取材したドキュメント写真集。政治的主張もジャーナリスト的な自覚もなく撮ったような写真。でも学生たちの中に入らなければ撮れない写真ばかり。 元東大全共闘代表が文章を寄せているが、逮捕者のうち東大生はわずかだったことについて、「東大以外の全国の学生や労働者が集結した」というような言い方をしている。大学への抗議運動だったものが「活動家」たちのものになり一般学生が離れていったという解釈はしていない。「セクト(過激派)」の存在については触れていない。甘いと思う。 2014/01/01

hwconsa1219

1
図書館で何気なく手にした本。全共闘による安田講堂バリ封を内側から撮影した記録。一枚一枚が非常に生々しく、当時の「熱気」を今に伝えてくれる。…何より圧巻は、全共闘議長であった山本義隆氏による巻末の寄稿文。東大闘争をはじめとする全共闘について、ここまで語ったのは恐らく他に無いのでは。ちょっとだけ、当時の学生が何を考え、何に抗おうとしたのかを知ることが出来た気がします。2014/03/30

silka

1
安田講堂の内部は意外とのんびりした空気があったとは良く聞く(封鎖中麻雀やり過ぎて上手くなった学生がいたとか)。確かに、写真を見る限り学園祭の延長と変わらない気もする。安保闘争や全共闘が祭だった、ということを具体的なイメージで感じることができたかもしれない。2012/09/27

2kz1

1
山本義隆が全共闘について何か書いているというのは珍しい。あと当たり前だが、山本義隆が若い…2011/07/25

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