闘う書評

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103909125
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

世の中ちかごろ、手ぬるい書評ばかりじゃありませんか?
どんどん文学興行になってゆく芥川・直木賞選考委員の眼は正しいのか? あの話題作は、はたしてホンモノなのか? 大作家も、ベストセラーも、文学賞も、そして死者も容赦なく斬る。文壇・論壇に敵だらけだからこそ書けるほんとうの値うち。「闘う批評」家の読書術全面展開。「週刊新潮」名物連載のベスト・セレクション!

内容説明

世の中ちかごろ、手ぬるい書評ばかりじゃありませんか?大作家の、ベストセラーの、文学賞の、死者の真の値うちは?買うべき本はこれだ!天下御免の本音批評。

目次

第1章 文学賞と死者の値うち(賞は興行というけれど―第百三十回芥川賞『蛇にピアス』金原ひとみ『蹴りたい背中』綿矢りさ;相対的に賢明な選択―第百三十一回芥川賞『介護入門』モブ・ノリオ ほか)
第2章 話題作、さて、ホンモノかニセモノか(二村永爾、十九年ぶりの復活!―『ロング・グッドバイ』矢作俊彦;ステロタイプもここまでくると…―『半島を出よ』村上龍 ほか)
第3章 「下流社会」化する日本で(大勲位の核武装提言―「21世紀の日本の国家像について」世界平和研究所;一億総中流社会は完全に崩壊した―『下流社会』三浦展 ほか)
第4章 仮想敵、中国・北朝鮮・アメリカを読む(とりあえず「猛からず路線」で―『中国外交の新思考』王逸舟;金正日は能力が高いらしい―『対北朝鮮・中国機密ファイル』欧陽善/富坂聰・編 ほか)
第5章 「フラットな世界」を生き抜くために(この『ギャツビー』が読みたかった!―『グレート・ギャツビー』S・フィッツジェラルド;「平凡」な会計士の仕事なら世界中どこでもできる―『フラット化する世界』T・フリードマン ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Roy

6
★★★☆☆ 先日からの流れで読んでみた。なんというか、面白いのだけれどもパターン化(この人は褒めるけども、この人は貶すという色眼鏡で見ているような)しているような気がする。はっ!色眼鏡で見ているのはこちらなのかもしれない。ぎゃふん。2008/12/21

木南木

1
悪くないがややぬるめ2008/07/15

Tsunekazu Ito

0
どういう視点で本を読むか、読んだ物にどう対するかを勉強するために読みました。納得、発見、驚き、まったくついていけず「・・・」「??」など様々な書評に揺さぶられつつ、読書の奥深さを再認識させられました。自分の読書はまだまだ浅いです。そして、本を楽しむためにどうすべきか考えて出た結論は、「もっと本を読もう」。これまでも、これからもこのスパイラルからは抜け出せません。2012/06/02

KUAD

0
流し読み。面白かった。政治から美術、文学、哲学まで広範な作者の知識に圧倒される。特に芥川賞の選考過程と選考者への苦言は読んでいて気持ちがいい。村上龍の薄っぺらさと通俗的なのにやたら革新ぶるところなど頷ける部分が多かった。彼のあの知的好奇心と軽いフットワーク、それにTV「Ryu`s Bar」で観た印象からすると人間的には悪い人じゃなく、好きなんですが、自己認識が甘いと思っていますから。2012/02/22

十一

0
勉強にはなったが、何と闘っているのかよく分からない2009/01/14

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