島津奔る〈上巻〉

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島津奔る〈上巻〉

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  • サイズ B6判/ページ数 365p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103872054
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

慶長五年、関ヶ原合戦。敗色濃厚な西軍に与しながら薩摩島津だけがなぜ領国を守り抜けたのか。薩摩の太守・島津義弘、ときに六十六歳。九州制覇、七年に及ぶ文禄・慶長ノ役、戦さの一字に刻まれた彼の後半生に寧日はなかった。百二十年余もつづいた戦時景気はしぼみ、未曾有の戦後不況が猛威をふるう前夜。日本が東と西にわかれ、戦国期最後にして最大の、生き残りをかけた大戦がいままさに火蓋を切らんとしていた―。著者畢生の大作と呼ぶにふさわしい歴史巨編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

24
島津義弘の朝鮮の役から関ヶ原前夜までが書かれています。義久との対立や家康の人物評価等面白い視点がある話です。作者が義弘が大好きなことが伝わります。2022/10/04

星落秋風五丈原

16
敵方に知らせることなく退却しなければならない、しかも援軍は期待でき ない。さあ、どうする、絶体絶命。ということで島津の兵はこの本の中で 3度、命がけで奔るのです。一度は朝鮮からの撤退、もう一度は関ヶ原への 参戦のため、そしてもう一度は関ヶ原からの撤退のため。 今の社会状況を批判している部分が「ん。ちょっとじゃまかな。」と思いました2000/04/28

あっこ

13
とにかく義弘がかっこよかった。冷静で先見の明があり、しかも稀に見る戦上手。この本の中の義弘はとても若々しく見えるけど、本当は還暦を過ぎた老将。さぞ、苦労も多かっただろう。この後の展開は歴史上有名な逸話なのでもう知っているけど、どういうふうに義弘が描かれているのかが興味深い。下巻が楽しみ。2014/05/01

Wan-Nyans

8
上巻は20万の明・朝鮮軍を僅か7千で打ち破った四川の戦いから始まる。「釣り野伏せ」って凄い・・・。また、朝鮮出兵を戦国末期の戦後不況を回避する為の方策(勿論愚策だけど)だったとしているのも新鮮。下巻はいよいよ関ヶ原へ!!2018/05/03

koba

8
★☆☆☆☆2013/09/18

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