内容説明
吉良邸討入四十七士の中でただ一人生き残った寺坂吉右衛門の熾烈な後半生。
感想・レビュー
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セロリ
37
吉良邸へ討ち入った赤穂浪士は、みな切腹を覚悟していた。しかし、この出来事を後世に正しく伝えるためにひとりの足軽が取り調べに向かう浪士の列から姿を消した。その足軽の寺坂吉右衛門の話だ。赤穂浪士の討入りは、当初の公儀の厳しい対応とは裏腹に、世間では称賛を受ける。そうなると、討入りに加わらなかった者たちへの視線が冷たくなるのも、わからなくもない。死ぬより生きてた方がいいに決まってるが、生きて証人となることを命じられた吉右衛門も、なかなかにツラい。これは、最初から最後まで『大石内蔵助スゴイ』が詰まっている話だ。2022/10/05
津野1号
5
おもしろかった。2024/04/25
takao
3
ふむ2024/04/19
つちのこ
0
単行本購入。1995.2.1読了1995/02/01