ムッソリーニを逮捕せよ

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ムッソリーニを逮捕せよ

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  • サイズ B6判/ページ数 289p/高さ 20X15cm
  • 商品コード 9784103749011
  • NDC分類 237.06
  • Cコード C0022

内容説明

戦争を止めるには、最高権力者の逮捕しかない!泥沼化した第二次大戦下、イタリア国軍中枢にいた一人の参謀が、秘かに危険な作戦を開始した…。四十余年を経て解明された極秘作戦の全貌。

目次

ローマ・1943年初春
「こんな戦争止めてしまえ!」
大いなる転機
統帥、失脚から逮捕へ
バドリオ内閣と休戦交渉
緊迫の長い旅
休戦への苦難の道程
オリーブ林の天幕
悲願の休戦に署名
カステッラーノの悲涙
イタリア敗れたり!
悲劇と栄光と
果しなき十字架
カステッラーノの遺書

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

6
第二次大戦下、敗色濃くなるばかりのイタリアを破局から救うべく、連合国との講和に尽力した軍人カステッラーノ将軍のイタリア終戦秘史という趣の本。イタリアを手駒の一つぐらいにしか思わぬ同盟国ドイツの目を盗み、疑惑の目で見つめて事実上の無条件降伏である停戦条件を突きつける連合国との間に何とか講和を結ぶべく、綱渡りのような交渉を続ける将軍の姿は印象的だ。しかし、実際に講和したバドリオ政権内の色々な思惑から、イタリアは南北に分裂し、同胞同士で殺し合う事になる。戦争を終わらせる事の困難さを感じる内容だった。2016/04/27

コラッジョ

1
ムッソリーニを逮捕する為に暗躍した、カステッラーノ将軍の伝記。 しかし、著者がどう言おうとも、カステッラーノ将軍とバドリオ元帥、そしてヴィットリオ=エマヌエーレ3世のせいで、イタリアは南北に分断され、同じ国民同士で内戦を戦わざるを得ない羽目になってしまったのだ。 ”政治とは結果責任”という有名な言葉が在るが、だとすれば、バドリオもカステッラーノもエマヌエーレ3世も当然ながらイタリアの内戦勃発と、その内戦によるイタリア人の死に責任を負うべき人たちである。

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