731

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  • サイズ B6判/ページ数 391p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103732051
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0095

内容説明

初めて明らかになる細菌戦部隊731・石井四郎戦犯免責の真相。

目次

プロローグ 深い闇
第1部 加茂から満州へ(加茂;東郷部隊 ほか)
第2部 終戦そしてGHQ(「1945終戦当時メモ」;占領軍の進駐とサンダース中佐 ほか)
第3部 石井四郎ノートの解読(「終戦メモ1946」;鎌倉会議 ほか)
エピローグ 軍医たちのその後

著者等紹介

青木冨貴子[アオキフキコ]
1948年、東京生まれ。出版社勤務を経てフリーランスジャーナリストとなる。84年、渡米し、『ニューズウィーク日本版』ニューヨーク支局長を3年間務める。87年、作家のピート・ハミル氏と結婚
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

扉のこちら側

35
初読。典型的田舎の秀才だった男が、なぜ細菌部隊で人体実験を行ったのか。なぜ東京裁判で裁かれなかったのか。発見された直筆のノートから読み解く過去。731部隊についての知識がない状態で読みはじめたが、情報量が膨大で頭で整理がつきにくかったので、先に他の本などで概要を知ってから読んだ方がよかったと思う。2013/07/03

♡kana*

17
ぬぬぬ。 興味はある 知りたい けれど。やっぱり苦手。 途中で断念。 情けない。2016/05/05

J.T.

7
731部隊の満州での任務の詳細を暴くというよりも、GHQとの絡み、そして石井部隊がどのように戦犯を免れていったかを、実在の記録をもとに丹念に追った本。満州の731部隊も極東のGHQも、本部から遠く離れて独自に暴走していたのが分かった。米国主導のミドリ十字の創設や亀井貫一郎、内藤良一などいろいろと興味深いトピックが多い。2017/01/11

mitya

7
731部隊の隊長だった石井四郎直筆のノート2冊を著者が手にしたところから、いかにして731部隊に関わった軍医たちが戦犯免責されたのかを丹念に取材している。まさに戦争の闇の中の闇の部分。2016/09/24

北条ひかり

4
8時間27分(横浜市中央図書館と音訳者さんに感謝) 731部隊のトップだった石井軍医中将の自筆メモなどから、彼の生い立ちや731部隊の創設、そして、731部隊員の戦後についてのノンフィクション。戦後の石井が全くもってパッとしないのはこういう事情だったのかと、はじめて知った。薬害を起こしたミドリ十字に731部隊の残党が多くいたことも、すっかり忘却していた。2015/10/08

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