出版社内容情報
「私」は1日675グラムの酸素を吸いこんで、930グラムの二酸化炭素を吐きだす。差し引き255グラムの減量だ。酸素や炭素はどこから来てどこへ行くのか。物質循環から地球環境を考える。
内容説明
地球の健康診断。食べて出す―カラダの物質収支から、地球の“体調”をさぐる。
目次
プロローグ
第1章 代謝とは何か
第2章 「いき」の重さ
第3章 米ソの「閉鎖エコシステム」実験
第4章 探訪―六ヶ所村の「ミニ地球」
第5章 縄文の暮らし、弥生の暮らし
第6章 現代日本の収支決算
エピローグ
著者等紹介
中野不二男[ナカノフジオ]
1950年、新潟市生まれ。ノンフィクション作家。ウィーンの通信社に勤務したのち、1978年オーストラリアに渡り、エンジニアリング会社技術部で働くかたわら、アボリジニーの研究にたずさわる。『カウラの突撃ラッパ』(1984年、文藝春秋)で第11回日本ノンフィクション賞を、『レーザー・メス 神の指先』(1989年、新潮社)で第21回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。