内容説明
なぜ「改革恐慌」が起きるのか。その原因を最近のニュースから解き明かし、打開策にも言及した、待望の時評集。
目次
序にかえて―「改革不況」と「改革恐慌」の到来
「日米」が「日韓」に似てきた―ニセ情報で燃え立つ外国の怨望
村山さんは偉大だった?―社会党が国民党に変わる可能性
大蔵叩きに狂奔する卑しく哀れな人々―住専問題の第一責任は銀行にあり
夫婦別姓という暴論―「無制限な選択」が「無内容な人間」をつくる
仮想権力を捏造するテレビ―TBS坂本弁護士ヴィデオ事件の教訓
悪法は法にあらず―米軍普天間基地返還が突きつけた憲法問題
「有事」には憲法を抱いて死ね―アメリカニズムを抱かされた戦後日本
“救世主”マードック―情報における世界化と低俗化
アトランタの悪夢―国家を利用して「個人の楽しみ」にいそしむ日本選手〔ほか〕