君を見上げて

君を見上げて

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  • サイズ B6判/ページ数 276p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784103606055
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

地球のあちこちで起こっている激しい出来事に比べれば、雑踏の中のささやかな事件に過ぎなかったけれど、19センチの背丈の差に揺れた愛が、いま結婚へと歩みはじめる―。絶妙の会話とスリル溢れる展開で描く愛と結婚の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

硯浦由咲

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率直にものを言う瑛子がとても魅力的。「違うから面白い。一人ならしないこともしてしまう。自分が変わる。生活も変わる。変わらなければ、つまらない。私と違うから好きになっている」なんて、いいね!今回読み返して初めて知ったけど、新聞小説だったんですね。2013/09/21

you123

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あ~あ、懐かしいィ。特に台詞のやり取りが独特で、あの「ふぞろいの林檎たち」での掛け合いを思い出す。    山田太一ワールド。       内容は身長163㎝の男と身長182㎝の女との恋の物語。19㎝の身長差をめぐり、あれこれ悩み、恋は成立するはずがないとか、世間的に変な目で見られるとか・・、そういう話。 それと、主人公の金庫屋という仕事にハードボイルドを感じた。かっこいい!2011/05/03

Ron

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今は、同じ趣味同士でくっつくのが良いと言われるみたいだけど、少しは違う方が楽しいいきがします。自分と向き合って生きていくこと。他人は他人である、価値観も考え方もちがう。現実とはこういうものだと考えさせられる一冊。私は読んで、安心してしまいました。2012/01/26

ななべぇ

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初山田太一。この人はこーゆー作風なのかな。 セリフラリー多め、台本よんでるような。しかも、主語が省かれ、自分らがわかれば、読者なんて、知らん!て、ほんとに日常会話みたいな。そのせいかな、すごく身近で本と私の境界線がふんわりした繋ぎだらけのハンバーグみたいだった。そして、しょーもないとこが面白かった。章二が穏便に済まそうとしてるところで瑛子が暴れて、吹いた。しかも、二回も!山田太一いい!細かい笑いのツボをちょんちょん突かれた。結果、なんだか良い気持ち。2022/07/03

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