出版社内容情報
互いに斬り合う宿命の兄弟。人間らしさを捨て、強さだけを求めた二人の男がたどり着いた地平とはー。剣豪小説の最高峰! 日向最一郎シリーズ、ついに完結。
内容説明
「兄上は、まだ四十年しか生きておられない」「おまえは、もう二十年も生きた」必殺ゆえ禁忌の剣とされた日向流を継ぐ兄・景一郎と弟・森之助。二人は森之助が二十を迎えた年に斬り合う約束を結んでいた。宿命の対決を前に、兄弟の暮らす薬草園を付け狙う勢力が現れ、日向流に関わるものすべてが巻き込まれてゆく―。ようやく死ぬことができるのだ。それも、剣によって死ぬことができる。剣豪小説の最高峰!日向景一郎シリーズ、ついに完結。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
7
シリーズもの。面白いけどやや強引な物語の展開そる。剣の技芸のすばらしさを感じた2019/04/06
takehiro
6
最後の戦いは、何だか妙に描写が静かだったのが印象的。読み終えてからシリーズものの最終巻だったと気づく。。2020/02/03
brink
2
ああ、終わってしまった。決着、見届けました。寂しい。もう、続きはないのだなあ。ついていけないノリかもとか言いつつ、結局、ほぼ一日一冊のペースでシリーズ5冊をたてつづけに読み終えてしまったのは夢中で読んでたということ。このペースでシリーズものを読んだのは久しぶりです。読み終えた後、しばらくモヤモヤと頭の中でラストを反芻。一気読みした勢いの感情もあるからかもしれませんが、ラストもあれでよいかと思われました。虚しくも満喫。長いので敬遠していた北方水滸伝と三国志も読んでみようと思います。2011/07/03
まつけん
1
北方謙三の日向景一郎シリーズは、常に緊張感が漂う、まさに剣豪小説の最高峰なのだろうと思いますが、私の好みでいうと、やっぱりスケール感のある中国歴史小説です。2012/03/20
るんるん
1
とにかく強い人がたくさんでてくる。ラストはちょっと残念だった・・・。2010/08/12