目次
編集長から
ドキュメント『海辺のカフカ』公式ホームページと単行本発売までの全記録
こんなメールがありました
Ａｕｔｈｏｒ’ｓ Ｖｏｉｃｅ
特別インタビュー 村上春樹、『海辺のカフカ』について語る
読者－村上春樹
『海辺のカフカ』ができるまで 加藤製本見学記
『海辺のカフカ』Ｇｏｏｄｓ大集合
もし『海辺のカフカ』がお芝居になったら、あなたは誰の役をやりたいですか？
メールタイトル総覧
ホームページ閉鎖のご挨拶
編集後記
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
28
「海辺のカフカ」出版当時の公式サイトにおける村上春樹と読者のメールによる書簡。印象度B＋ 1220通ものメール、電話帳並みの分厚い本で面食らってしまった。 「カフカ」は、たしか学生時代（十年前）に読んでそれなりに面白かった気がする。内容はところどころしか覚えてないけど。賞賛、激励、おちゃらけから批判まで色々なメールが来る。一番印象深いのは、女性から「女性は男性のためにそこまで性的に寛容でない」と、＜男に都合のいい女しか出てこない＞という村上の「弱点」を突いた質問に、村上は（続く2022/02/10
MINA
23
今ちょうど時間かけて少しずつ、海辺のカフカ洋書版をちょっとずつ読んでるからタイムリー（？）で楽しめた。でもぶ厚過ぎて…今電子版で延々とちょっとずつ『村上さんのところ』消化してる最中だからちと疲れた。2017/11/28
春ドーナツ
19
「２００９年４刷」という書誌情報に驚いて札幌の古書店から取り寄せる。まさか「麻布重版」されていたとは！（くだらなくてすみません）＊３年前の再読時の投稿で「ピンボール」を読みたくなったと書いたけれど、「なぜだろう？」、最後まで疑問は解消しなかった。「少年」を読破後にハードカバーで紙質を確かめながら「海辺」を読もうとは思ったけど。＊収納スペースを確保する為、棚の図鑑コーナーをがさごぞしたら、奥から３０年前にホノルルのゲームショップで買ったソフトが出てきた。「ＳＯＬＡＲ ＳＴＲＩーＫＥＲ」。タイムカプセル気分。2020/07/26
春ドーナツ
15
１４年ぶりに読む。発作的に「１９７３年のピンボール」を読み返してみたいなと思った。本書は「海辺のカフカ」をテクストとして著者と読者がメールでやりとりした軌跡の記録なのに、不思議ですね。現在はどうなっているのか分かりませんが、当時掲載された読者のみなさんは「世界の終わりとハードボイルド・ワンダ－ランド」が好きだという方がとても多くいらっしゃいました。ふむふむ。2017/09/11
ナハチガル
14
再挑戦にして、半分ほどで再挫折。おもしろいけど、なにしろ長い！しかし、心に残る著者や読者の言葉は多いので、またいつか今度は最後まで読んでみたい。「古い本のホコリで時々大きいくしゃみができます。本って何でホコリが出てくるんだろう。本で出来てるのに不思議です（兵庫の市立図書館アルバイト22歳・女）」というお便りが、一番印象に残った。「読者にとって必要なことは小説の中にぜんぶ書いてあります。（中略）明快な解答というのは、おおかたの場合、死んだ解答です。死んだ解答は、場合によっては危険な解答です」。A+。2019/04/18
