感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山口透析鉄
17
この辺も高校生の頃に読んでいて、クラウゼヴィッツになぞらえて、現代史を振り返ってみた本でしょうね。 日本の手を汚していない訳ではないんですが、世の暗然たる仕組みが浮かんでくる部分がありますね。 もう古い本でしょうが、今も同じように.戦争を投資とみなして続けている勢力はいくらでもあると思いますよ。1985/10/12
nobody
17
一人だけでいいが、マリリン・モンローがCIAによって暗殺されたのを実証すれば世界は大激震である。だが「CIA職員の関与が噂されている」「何らかの形でCIA謀略説が噂に流れている」で終わる。奇怪という言葉が好きな思わせぶり・こけおどし広瀬の面目躍如。基本的に表層を撫でる即ち誰でも言える内容だが本人は意味深い答えを解き明かしたとご満悦。我々は同時代の言論を古典のように淘汰を経ないで読むしかない。そしていつの間にか多くのことを知っている者を知識人として崇めるようになった。広瀬こそは現代の薄っぺらな知性の典型だ。2018/11/21
がんぞ
3
中国旧満州地方に1952年四月から継続して細菌戦が仕掛けられた(伝染病保菌の昆虫や小動物が米国の飛行機から投下された)のが事実かは「そんなこともありうるだろうな」としか言えない(朝鮮半島侵攻への報復?朝鮮はどうということはないが、米国人兵五万以上死んで勝利できなかったのは禍根)(休戦協定違反には核攻撃で報復すると米国大統領は明言した、北朝鮮が核報復能力を持つ必要性はそれ)。『流血を嫌う者は、流血をいとわぬ者に征服される』流血を恐れぬよう訓練される軍人はA兵器よりもBC、D火薬、E刃物を好むが核の恐怖は絶大2014/05/21
とも
3
過去読み2013/05/03
VC
1
今読むにはデーターが古すぎるのが難点。まぁ書いてあるのはほぼ核兵器や戦争についてなのでそれらのおおまかな流れを少し知るためにはいいんじゃないかな。2010/07/19