吉兆料理花伝

吉兆料理花伝

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  • サイズ A5判/ページ数 301p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784103480013
  • NDC分類 596.21
  • Cコード C0077

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

41
料理をとは何か?どこまでを含むのか?を考えざるを得ない。職人の技、伝統と革新、心遣い、芸術、生き方そのもの。全てが相まって、ここに至れり・・と思う。本当の意味で、手をかけることの意味を考える。とかく、手をかけることを是とせず、時間だけを追い求めることをよしとする風潮。果たして、それだけでいいのかを考える。2023/07/09

BEAN STARK

10
偉大なる料理人。吉兆創設者の湯木貞一さん。魯山人の星ヶ岡茶寮に入りたいと希望される。魯山人の店で働くことはなかったものの、高麗橋の店には三度ほど来てくれたという。湯木さんも星ヶ岡の店で食べた。魯山人は篆刻家、陶芸家として知られ、小便壺も自ら焼いていたという。自分では轆轤を回せず、人が下ごしらえしたものを仕上げるのが上手かったよう。こんな貴重な本を手に取ることができて幸せ。また読みたい。2016/06/22

3
日本料理の料亭「吉兆」の創業者湯木貞一に、フランス料理研究家の辻静雄がインタビューを試みた本。お互い料理研究家である為か、疑問を躊躇せずに腹を割って質問している。一見さんお断りの制度や冷めた料理の意味は、常にその場に合わせた料理を把握できるようにするためで、その為にどのお客にどの料理を出したのかを、逐一メモしているという。ここまで来ると、単なる料理の枠を超えた、芸術の域の食事だ。だからこそ、近年の食事関係での不祥事続きが、料理の意味を根本から考え直させるのだろう。2011/07/21

オペラ座のカニ人

1
40年近く前に書かれた本。吉兆には縁のない世界にいる私だが、辻静雄さんとの対談の話は凄すぎる。辻さんの湯木さんとのヨーロッパ旅行をしたことの話が知りたくてこの本を購入した。それ以上に、日本料理とは、一流の料理人の物の考え方、捉え方がよくわかった。辻さんの質問も鋭くて良かった。2023年に、このような本はあるのでしょうか?どなたか知っていれば紹介して欲しいです。2023/10/19

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