ぱいかじ南海作戦

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  • サイズ B6判/ページ数 266p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103456162
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

離婚と失業でまっとうな人生からオサラバした俺。この世の楽園のような西表島の浜辺で長期キャンプ生活に入ったが、気楽な海浜狩猟生活は長くは続かなかった。ある夜、盗賊団に襲われて、現金、寝袋など、全財産を失ってしまう。しかし新たに出会った三人の仲間と助け合い、「南島アパッチ族」を結成、一発逆転の勝負に出ることに…。

著者等紹介

椎名誠[シイナマコト]
1944年東京生まれ。東京写真大学中退。流通業界誌「ストアーズレポート」編集長を経て、現在は作家、「本の雑誌」編集長、映画監督など幅広い分野で活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

10416

6
読んでて情景が目に浮かぶー。主人公のおどおどした感じ、妙に大胆なとこ。いいなぁー笑。映画も観てみよっと!2013/11/08

Mingus

4
椎名誠が肌で受け止めた体感のエキスによって描かれる物語はフィクションノンフィクションをある意味で飛び越える溌剌さがあって、久々に本にずいずいと吸い込まれていった、面白い。これだよ、これがシーナ。離婚と失業を同時に味わった男が行き着いた南の島。心地よい柔らかな風、ぱいかじが吹かれる中、社会と隔たれ、原始的生活を送る日々。どうも物語の収束に物足りなさというか、まだ続いても良い気もするのだけれども、ある意味では面白くも思える顛末にゆらゆらの中でもサバイバルしてきたシーナらしいギラギラが、感じられて良かったかな笑2018/07/18

スルメ

4
始まりは全然南海ではなくて、どう進んでいくのだろうという思いがあったが、おもしろかった でももうちょっとラストにオチがほしいな2016/10/16

鵙屋

3
★★★★☆ 寒いのがイヤになって、中学時代以来に再読(一切覚えていませんでした)。読みやすさ、テンポの良さがザ・椎名誠。白浪五人男、もとい白浜五人男と主役のおっちゃんの出会いも愉快ながら、状況が変わってオッコチくんやアパ、キミと暮らす日々も楽しそうでよろしい。ぱいかじに包まれたちるだいな生活、いつかしてみたいもんですね。2017/12/04

zzfog

3
ただの南国サバイバルにとどまらないところはさすがに年季が入ってます。 細部のリアリティは島探検家の実体験に裏打ちされてのものだろうし、業界のちょっと壊れた加減の人たちもいいですね。2015/09/07

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