出版社内容情報
この傷痕にかけて俺が一生護る――月夜に誓った美少女との再会が、愛欲と疑念の始まりだった。震災孤児の命運を描く恋愛サスペンス！
再会したのは愛しき初恋の女か、兄を殺めた冷酷な悪女か。この傷痕にかけて俺が一生護る――。月夜に誓った幼なじみは、時を経て謎多き美女へと羽化していた。東京地検特捜部検事と、疑惑の政治家の私設秘書。追い追われる立場に置かれつつも愛欲と疑念に揺れるふたりに、やがて試練の時がやってくる。阪神淡路大震災と東日本大震災。ふたつの悲劇に翻弄された孤児の命運を描く、著者初の恋愛サスペンス！
内容説明
この傷痕にかけて、俺が一生護る。あの夜、誓いを立てた幼なじみは、時を経て謎多き美女へと羽化して現われた。特捜部検事となった淳平と、疑惑の政治家の私設秘書を務める優衣。追い追われる立場に置かれつつも、愛欲に溺れゆくふたり。だがある日を境に、淳平に暗い疑念が膨らんでいく。優衣、おまえは本当は誰なんだ？阪神淡路大震災と東日本大震災。ふたつの悲劇に翻弄された孤児の命運を描く、究極の恋愛サスペンス！
著者等紹介
中山七里［ナカヤマシチリ］
１９６１年、岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で『このミステリーがすごい！』大賞を受賞し２０１０年にデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ダイ＠2019.11.2～一時休止
267
阪神と東日本に両震災にからめた震災孤児の物語。中山さんなのにどんでん返しはなくてサスペンスドラマのようだったけど人間模様が面白かった。2015/01/13
れみ
242
主人公の淳平は震災によって離れ離れになった幼なじみ優衣と再会するものの、ふたりの間には16年前と現在それぞれに疑惑があって…というお話。美人な双子の幼なじみと三角関係。うーん^^;個人的には中山七里さんの作品にはここまでの恋愛要素や色っぽい場面は求めてないかも…とは思ったけど、16年前の震災前夜の真相とかいろいろ気になってどんどん読めた点では面白かったと言えなくもないのかな。なんとも言えない感じ。2015/05/02
文庫フリーク＠灯れ松明の火
180
【近づきたいよ 君の理想に おとなしくなれない Can you keep a secret？】一卵性双生児の麻衣と優衣。幼き姉妹に暴漢が刻んだ右眉上の傷痕（スティグマ）幼馴染を護れなかった淳平、不慮の事故で父親を喪った姉妹を抱き「俺が、護ったる。二人を誰からも傷つけさせない」小三の誓いを、阪神淡路大震災が襲う。【伝えよう やめよう このまま隠そう 逃げ切れなくなるまで】家族を喪い震災孤児となった優衣と淳平を、再び巡り逢わせたのはNPO法人「震災孤児育成会」３０歳となった二人の邂逅を襲う、悪夢の３・１１→2015/04/22
タックン
158
みなさんの感想と同じように始めだけ読んだら東野圭吾の（白夜光）のように一卵双生児の美少女を巡る恋愛ミステリーかと思ったら震災募金を隠れ蓑の政治裏金の話になり果てはテロにまで・・・・話がてんこ盛りの割には内容がなく最後はあっけなかった。もうがっかり。双生児の設定はいらなかったような気が・・・・。せめて２人が入れ替わってたならサスペンスになってた。題名の意味がわかっても１冊全体を表してないなあ・・・・・。表紙のように２人の美少女を巡る恋愛サスペンスがよかったなあ。2015/04/12
barabara
140
何か残念な出来だった。表紙のチープさとリンクしている感じ…2015/01/27
